「単層小型タイプ」が適しているケース
POLYSTARのインフレーションフィルム成形機「単層小型タイプ」は、レジ袋、お買い物袋、ボトムシール袋などの一般的な包装資材の生産に最適です。スクリューの最大径は、40mm、50mm、55mmで、様々な袋のサイズに対応できます。スクリューのデザインは、HDPEとLDPEの両方に適しています。
単層小型タイプは生産量が比較的低いものの、リサイクルビジネスを始めたばかりの企業、小さなメーカー、さらには大手生産者にとっても非常に役に立ちます。
今回は、単層小型タイプが実力を発揮する場面を3つ紹介いたします。
様々なサイズのフィルムを製造する場合
様々なサイズのフィルムを少量ずつ生産する場合、単層小型タイプが役に立ちます。単層小型タイプを使えば、複数のサイズのフィルムを生産することができます。
フィルムサイズの調整や変更を頻繁に行う必要がないため、製造時のコストを大幅に削減することができます。
一度調整を行えば、オペレーターの手を煩わせることなく、長期間にわたって同じサイズのフィルムを生産できます。
ロシアのポリ袋メーカーは、3種類のサイズ(40mm、45mm、55mm)の「単層小型タイプ」を52台設置しており、それぞれのマシンで異なるタイプのポリ袋を製造しています。
月1,500トンのHDPEポリ袋を生産する同社は、ロシアの大手スーパーマーケットチェーンにポリ袋を販売する主要なサプライヤーの1つです。
様々な色のフィルムを製造する場合
同様の理由で、様々な色のフィルムを製造したり、仕入先から買ったリサイクル材料や炭酸カルシウムとペレットを、様々な比率で混ぜてフィルムを作る場合は、単層小型タイプが適している場合があります。
リサイクルの経験がない業者や小規模のメーカーが使う場合
単層小型タイプは設置と操作が簡単で、かつ省スペースです。そのためプラスチックリサイクルビジネスの経験が浅い生産者や、小規模のポリ袋メーカーにとって最適です。
インフレーションフィルム成形機「単層小型タイプ」は、お客様のビジネスが拡大し、より高出力のインフレーションフィルム成形機が追加された場合でも、生産性を維持することができます。
このビジネスの経験が豊富なポリ袋メーカーは、単層ツインダイヘッドタイプを使用したり、ジャンボロールを製造し、その後製袋機でホットスリットして全体の生産量を増やすケースが多いです。
それでも、製品によっては単層小型タイプが適している場合もあります。
左は、エチオピアのプラスチックメーカーにて導入された「単層小型タイプ」です。当時メーカーは業界に参入したばかりで、インフレーションフィルム成形機を導入したのもこれが初めてでした。それでも、コロナ禍において素早く機械を設置し、生産を開始することができました。
単層小型タイプについて詳しく知りたい方は、お気軽にファー・イースト・ネットワークまでお問い合わせ下さい。