フレコンのリサイクルには、破砕機内蔵型のRepro-Oneがおすすめです。
Repro-Oneは、あらゆる種類のPP織布やPPヤーンといったのスクラップのリサイクルに最適です。
リサイクルペレットの歩留まり率が高くなれば、メーカーはより高い競争力を得ることができます。
メーカーは最終製品(PP織布)の強度と品質を維持しながら、PPヤーン、PPの袋、フレコンなどのスクラップから最大100%のリサイクルペレットを生産することができます。
PPの袋、フレコン、PP織布、PP不織布のバッグのリサイクルには、以下のような難しい点があります。
一度にたくさん処理することが難しい
フレコンは素材が大きく強度があるため、複数回の工程に分けてリサイクルを行う必要があります。そのため手間がかかりますし、エネルギーやスペースもたくさんいるためコストが高くなります。
素材特性(強度・弾力性)の保持が難しい
リサイクル後の素材はかなり劣化するため、リサイクルペレットを生産ラインに戻す際の再利用性が相対的に低くなります。
印刷の多い織布の処理が難しい
通常のリサイクルラインのベント口やスクリューの設計は、この種のインク量が多い素材(印刷されたPPの袋やセメント袋など)に適していません。
フィルムと比較して、PPヤーンを切断してリサイクル機械に一貫して投入することは、その強度とサイズのために困難です。通常は、別々の手順で実行する必要があります。
Repro-Oneなら、フレコンやPPヤーンをワンストプでリサイクル
Repro-Oneは、上記の問題点を以下の特徴で解決します。
破砕機内蔵型の、シンプルで操作しやすいモデル
Repro-Oneは押出機と破砕機を一体化することで、自動的に安定して原料を供給することができます。また高品質のペレットを安定して生産することが可能です。
一軸シュレッダーの処理温度が低く、再生ペレットの品質が高い
一工程で処理を終えるため、熱履歴を最小限に抑えることができます。それにより材料の劣化を最小限に抑え、より高い割合でリサイクルペレットを生産ラインに戻し、なおかつ工業規格(例えば、米国輸出用のフレコンの強度と弾力性)に適合させることが可能になります。
印刷の多いスクラップの処理に特化したベント口とスクリューの設計
特に印刷の多いセメント袋やPP織布をリサイクルする場合、ペレットがふわふわして中が空洞になるのではなく、しっかりしたものになるように、効率よく脱ガスを行うことも重要です。ラミネートフィルムからリサイクルされたペレットは、低いライン速度で稼働する生産ラインで再び使用することができます。
最適なスクリュー設計により、押出機のシリンダーにあるベント口(脱気孔)から溶融した樹脂材料が上昇して外部に排出されてしまうベントアップをほぼ完全に防ぐことができ、安定したフル回転での生産が可能です。
高効率のベント口と特別なスクリューの設計により、重印刷のPP織布を効率よく処理し、良質のペレットを得ることができます。
社内リサイクルでコストを大幅に削減可能
一般的に、プラスチック繊維製品は生産工程(押出機立ち上げ、巻取り、製織、袋加工、印刷)で8%の廃棄物が発生します。原材料の価格は、自社でリサイクルする場合の約2倍になります。
中・大規模のPPヤーンやPP織布のメーカーでは、月に30〜40トン以上のスクラップが発生します。これらの企業にとっては、生産廃棄物を社内でリサイクルすることは、コスト面で非常に理にかなっています。
PPの生産廃棄物は、無駄にするにはあまりにもったいないのです。
マスターバッチ、添加剤、改質剤をリサイクル工程で添加することで、さらに特性を向上させることができます。
簡単に使えるPP用リサイクルライン
Repro-OneのPP専用ダイは、PP(ポリプロピレン)素材に特化して設計されています。
ペレタイジングの速度を自動調整
MFIが高いPPのペレットが固着することを防ぎます。より均一なペレットを生産することができます。
ブレード圧の自動調整
ペレタイザーの刃とダイヘッド間の圧力を一定に保つことができます。その結果、機械のダウンタイムが少なくなり、ブレードの交換が簡単かつ迅速に行えます。