背景・概要

事実NEDOとレゾナックは2025年1月27日、混合プラスチックから直接基礎化学品を製造するテーマの採択を発表した。想定事業期間は2024年度から2032年度までの最大9年間である。

事実対象は容器包装等の混合使用済みプラスチックで、高度選別を経ずに熱分解し、基礎化学品へ変換する技術の確立を目指す。

技術的な詳細

事実既存の油化油を外部精製してクラッカーへ入れる経路に対し、熱分解・触媒・分離精製を統合して基礎化学品を直接回収することを狙う。

分析技術課題は、原料変動下でも狙った低級オレフィンや芳香族の収率を保つ触媒・反応条件、PVC由来塩素やPET由来酸素分の除去、連続反応器のコーク抑制、製品分離である。 「油を作る」だけでなく石化原料規格まで一体設計できれば、油化油の後段精製負荷と物流を下げ得る。ただし直接化の利点は全工程の物質収支とエネルギー収支で確認する必要がある。

開発段階・実証/導入状況

事実2024~2032年度の研究開発計画として採択。

分析採択・研究開発開始の段階で商用設備の稼働は確認できないため「開発中」とした。

この動きの位置づけと今後の注目点

分析混合プラの高度選別コストと油化油精製コストを同時に下げる可能性があり、国内石化拠点の既存インフラ活用に直結する。

分析要素技術の研究から、反応・分離・既存プラント統合を含む長期スケールアップへ移る起点である。

分析中間目標の処理量、製品別炭素収率、触媒寿命、塩素許容値、連続運転時間、従来ナフサ比のGHG削減率と製造コストを確認したい。

実務への示唆

分析排出事業者・選別事業者は、研究側が想定する混合組成と夾雑物許容値を早期に把握し、将来の原料仕様に合う品質管理データを蓄積すべきである。