Vecoplan、同社初の移動式一軸破砕機「VEZ 3300 e-mobil」
Vecoplanは2026年4月、電動HiTorc駆動を搭載した同社初の移動式版一軸破砕機「VEZ 3300 e-mobil」を発表した。プラグアンドプレイで即稼働可能とされ、2026年5月のIFAT2026で披露される予定である。定置式が主流だった大型破砕機の移動式化・電動化という新展開として、その内容を整理する。
背景・概要
事実Vecoplan(ドイツ)は2026年4月、一軸破砕機VEZ 3300シリーズの移動式版として、電動HiTorc駆動を搭載した「VEZ 3300 e-mobil」を発表した。同社公式サイトに掲載されている(取得日2026-08-23)。2026年5月開催のIFAT2026での披露が予定されている。
事実同社はこれを「VEZ 3300シリーズとして初めての移動式版」と説明しており、プラグアンドプレイ方式で即座に稼働できるとされる。
技術的な詳細
事実VEZ 3300 e-mobilは、電動HiTorc駆動(高トルクの電動駆動方式)を搭載し、プラグアンドプレイ、すなわち複雑な設置工事を要さずに電源へ接続するだけで稼働開始できる設計とされる。
分析大型の一軸破砕機は従来、基礎工事を伴う定置式での設置が一般的であったが、移動式化することで、複数の現場(解体現場、災害廃棄物処理現場等)を巡回して稼働させる運用が可能になる。電動駆動を採用した点は、移動式でありながらディーゼル発電機等に頼らず電源さえ確保できれば稼働できることを意味し、Baumüllerの電動化トレンドとも共通する方向性である。
開発段階・実証導入状況
事実2026年4月の発表段階であり、2026年5月のIFAT2026での披露を予定している。実際の稼働実績は、確認できた一次情報の範囲では明らかにされていない。
分析Vecoplanは既存の破砕機メーカーとして確立された事業基盤を持ち、VEZ 3300シリーズ自体は既存製品ラインであることから、その移動式版という位置づけで「普及開始過程」と判定した。
この動きの位置づけと今後の注目点
分析大型破砕機の移動式化は、Lindner Merak 2800 DT(ディーゼル駆動の移動式破砕機)とも共通する潮流であり、電力インフラや設置スペースが限られる現場での破砕需要に応える方向性である。VEZ 3300 e-mobilは、移動式でありながら電動駆動を採用した点で、Merakのディーゼル駆動とは異なるアプローチを取っている。
分析今後は、IFAT2026での実機披露内容や、実際の現場(災害廃棄物処理、解体現場等)での稼働実績、電動駆動ゆえの電源確保面での制約の有無を注視したい。
実務への示唆
分析商社にとっては、複数の現場を巡回して破砕処理を行う事業者(解体業者、災害廃棄物処理事業者等)に対し、移動式かつ電動駆動という選択肢を提案できる。現場の電源事情に応じて、電動式(VEZ 3300 e-mobil)とディーゼル式(Merak等)のどちらが適するかを比較検討する材料としたい。
📎 一次情報・出典
Vecoplan「VEZ 3300 e-mobil」(2026-04) →破砕・粉砕設備の選定でお悩みですか?
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