EREMA、直径250ミリスクリューの新型PO造粒機で毎時4トン超を実現
2024-10-16に発表された動向。オーストリアEREMAが、直径250ミリメートルのスクリューを備えたINTAREMA® 2325 T-VEplus® RegrindPro®を発表し、ポリオレフィン(PO)リグラインド処理向けとして同社史上最大のシステムで毎時4,000キログラム超の処理能力を実現した。約500トンの実材料テストで品質の安定性を確認済みである。本稿では技術の仕組み、開発段階、次に確認すべき指標を整理する。
背景・概要
事実EREMAは2024年10月16日、直径250ミリメートルのスクリューを備えた新型INTAREMA® 2325 T-VEplus® RegrindPro®を発表した。同社史上、ポリオレフィン(PO)リグラインド処理向けとして最大のシステムと位置付けられ、毎時4,000キログラム超の処理能力を持つ。
事実前処理ユニット(PCU)は直径2.30メートル、レーザーフィルタの濾過面積は7,800平方センチメートルに達する。実運転での連続稼働率や個別導入先の名称は公表資料からは確認できない(未確認)。
技術的な詳細
事実同社は約500トンの実材料を用いた広範なテストを実施し、高品質なリサイクルペレットを安定して生産できることを確認したとしている。
分析スクリュー径・PCU径・フィルタ面積のいずれも従来機より大型化しており、単機当たりの処理量を引き上げることで再生材の生産コストを下げる狙いがうかがえる。一方、大型化に伴い、原料の嵩密度や異物混入率のばらつきに対する頑健性、フィルタの目詰まり頻度と交換コストが実運用での評価軸になるとみられる。
開発段階・実証/導入状況
事実新型機として発表され、約500トンの実材料テストで品質の安定生産を確認済みである。稼働実績や導入拠点数についての公表情報は確認できない。
分析実材料での大規模テストを経た新製品発表段階にあることから「新規発売」と判定した。今後の導入拠点数や長期連続稼働データの公表が、量産機としての信頼性を測る指標になる。
この動きの位置づけと今後の注目点
分析単機当たりの処理能力を引き上げる大型化は、再生材の生産コスト低減に直結するため重要である。ポリオレフィン(PE・PP)は廃プラスチックの中でも量が多い樹脂群であり、大型処理機の実用化は供給能力のボトルネック解消に寄与しうる。
分析押出加工の技術トレンドの中では、フィルトレーション精度の向上(レーザーフィルタ)と単機処理能力の拡大を両立させる方向性の一例であり、品質と生産性を同時に追求する業界全体の流れに位置づけられる。
分析今後は、実顧客サイトでの連続稼働率、フィルタ交換頻度とメンテナンスコスト、処理原料の嵩密度・異物混入率のばらつきへの耐性、そして導入拠点数の推移を注目すべきである。
実務への示唆
分析PO系再生材を大量に扱う商社・排出事業者にとっては、単機処理能力の向上は将来的な原料調達・出荷ロットの大型化に対応しうる選択肢となる。導入検討時は、公称処理能力だけでなく、対象原料の嵩密度・異物混入率の許容範囲と、フィルタ交換等のランニングコストを具体的に確認することが重要である。
📎 一次情報・出典
EREMA「New EREMA Polyolefin Plant Outputs More Than 4 Tonnes Per Hour」 →押出・造粒設備の選定でお悩みですか?
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