詳しい経緯と内容

事実白色トレーに比べ、色柄付きトレーは印刷や着色が再生材の外観を損ね、水平利用の障壁になってきた。DICとエフピコは、既存の店頭回収網を入口にし、四日市の溶解分離設備で色材等を除く仕組みを整えた。2024年11月に本格稼働し、公表能力は年約1万トンの再生PSである。

分析商機は、単なる再生設備の販売ではなく、店頭から減容拠点、工場までをつなぐ高密度な逆物流にある。小売、物流、圧縮機メーカー、溶剤回収・防爆設備、品質分析会社が関与できる。再生材の戻り先がトレーとして明確な点も強い。一方、新規参入者は、回収量を人口だけから推計してはいけない。消費者の分別、店舗保管、異物率、季節変動を実測し、正味の適合原料量で設備負荷率を計算する必要がある。溶解分離は洗浄・押出とは異なる安全、VOC、溶剤回収、消防対応が必要で、許認可と保険費も採算へ入れるべきだ。また水平用途は品質不具合の影響が大きいため、回収ロットまで遡れる追跡性が重要になる。模倣するなら設備から入らず、まず小売と製品メーカーを含む閉じた回収・需要契約を作ることがリスク低減になる。