詳しい経緯と内容

事実米国では回収されたPETが繊維等へダウンサイクルされ、ボトル向け高品質rPETが不足しやすい。Republic Servicesは収集事業の下流にPolymer Centerを置き、年1億ポンド超のrPETフレーク、色別HDPE・PPを生産する構造を作った。Coca-Colaを初期顧客に持ち、回収量と需要を同時に確保している点が特徴だ。

分析日本の収集・中間処理会社には、ベール販売で終わらず、洗浄・色選別・品質保証まで進んでブランドと直接長期契約する商機が示される。装置会社は既存MRFと再生拠点をつなぐ搬送、光学選別、データ管理を提案できる。一方、このモデルは大手の回収網と顧客基盤が前提であり、独立した新規参入者が設備だけを模倣しても原料が埋まらない。回収ベールの汚れ、色、PVC混入、歩留まりを地域ごとに測り、食品接触品質への追加コストを見積もる必要がある。またブランド目標が変更されるリスクに備え、HDPE・PPを含む複数出口を持つべきだ。参入順序は、設備建設より先に地域回収シェアと最低購入契約を確保すること。垂直統合の価値はマージン増だけでなく、原料品質データを収集現場へ戻せることにある。