詳細解説

事実家電リサイクル法は、市町村処理だけでは再商品化が難しい大型家電について、排出者、小売、メーカーの役割を分けるために整備された。対象は家庭用のエアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機で、小売業者は一定の場合に引取り・製造業者等への引渡しを行い、製造・輸入業者は再商品化を実施する。消費者は収集運搬費とリサイクル料金を負担する。2024年4月から有機ELテレビも対象となった。

分析新規参入者が廃家電を独自に集めて破砕する場合、家電リサイクル法だけでなく廃棄物処理法上の許可と既存ルートとの関係確認が必要で、単純な有価物買取モデルでは整理できない。商機は、家電由来PP・PS・ABSの高純度選別、難燃剤管理、物性回復にある。既存事業者は対象・対象外機器の判定、管理票、引渡記録、委託先許可を点検し、再生材販売ではロット由来を追跡したい。回収量ではなく家電用途へ戻せる品質と歩留まりが投資判断の中心となる。