詳しい経緯と技術

従来のNIR装置が苦手とする黒色プラスチックを識別できれば、家電・自動車由来材の回収歩留まりを高められる。ラマン分光は材質識別に使える一方、測定時間が課題になりやすい。キヤノンは搬送物の色と形状を捉え、レーザーを対象へ追尾させることで、黒色と他色を同じラインで測定する構成を開発した。2023年7月時点では2024年上期の発売予定であり、依頼時メモにあった「2024年6月受注開始」は同URLからは確認できないため、確定実績としては扱わない。導入検討では、樹脂種別の純度・回収率、ベルト速度、破砕粒径、表面汚れ、レーザー安全対策を確認したい。商機は、前処理・単層化、排出機構、装置校正、材質データベース、再生材販売にある。参入者は、黒色材を回収できることと販売規格を満たすことを分けて検証し、用途別の出口契約を先に作るべきである。

📌 実務上のポイント

対象外樹脂の誤排出率と再選別費も確認したい。定期校正の停止時間も収支へ入れる必要がある。

🔍 確認しておきたいポイント

  • 樹脂種別の純度・回収率だけでなく、ベルト速度・破砕粒径・表面汚れ・レーザー安全対策を確認しているか
  • 黒色材を「回収できること」と「販売規格を満たすこと」を分けて検証しているか
  • 用途別の出口契約を、導入前に用意できているか
  • 対象外樹脂の誤排出率・再選別費・定期校正の停止時間まで収支に入れているか