創業の想い|美しい地球を子供たちに

美しい地球を子供たちに

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なぜ環境ビジネスをするのか

両親の影響

今、環境ビジネスを通じて会社を経営していますが、私は何故環境ビジネスをしているのかについて
お話させていただきます。

サラリーマンから独立するまで、さらに独立後の会社経営のなかで、様々な経済的な困難にも遭遇しました。しかし、なぜだか環境ビジネスを辞めようとしたことはありませんでした。
おそらく、自分のなかで「これが人生でやるべきこと」と納得しているのではないかと感じています。

どうしても、他の業種に興味が湧きませんでした。30歳のときに決めた「仕事をするなら地球環境を改善する仕事がしたい」という思いは自然と継続されていたように思います。
なぜこのような気持ちになったのか、振り返ってみれば両親の影響があったと思います。

両親は私が小さいころから、遊園地に行くよりは、自然豊かな山や川などに連れて行ってくれていました。

実家近くの高尾山によく連れていかれました。
そのときに登った山頂でお菓子のゴミなどをゴミ箱に捨てようとすると、「山に捨ててはいけない。山ではゴミは持って帰るものだ」と言われました。
子供心としては、「ゴミ箱があるんだからいいのに」と思っていたのを覚えています。

父の仕事は写真測量の研究者でした。航空機や衛星写真から撮った画像をデジタル解析し、アマゾンの森林の減少や異常気象の原因であるエルニーニョ現象の解析、ダムによる赤潮の発生などを可視化して見せてくれていました。

母は、徹底したナチュラリストでした。
家族の健康のためになるべく自然食品を購入するように努めていました。無農薬野菜、地鶏、添加剤なしの食品で家族の食事を作ってくれていました。
また、当時ビンや缶を分別回収していないときに、母が近所の方達に呼び掛けて自宅の庭でビンを回収し始めました。
回収したビンを分別して、近くのビン工場に自分達で持ち込んでいました。その活動がどんどん広がり、いつの間にか20人以上のメンバーのリサイクル活動になっていました。当時大学生だった私は、時間があるときに回収のための車の運転を手伝ったりしていました。

そのころは、父の仕事や母の活動などについては、特に活動に対して感想や意見などを持ったことはありませんでした。

それが、30歳になり自分の人生の選択をするためにいろいろなことを考える中で、頭にふっと浮かぶことが「自然環境を守る」ということでした。

自分がどうして環境ビジネス志すことになったかを考えると、そうした両親の生き方や生活態度の影響があったということ以外に理由が見当たりません。
当時まったく気にしていないことであっても、親の考え方が「毛穴から入ってきたのだろう」と感じています。

 

方向性が分からなかった銀行員時代

大学卒業後、都市銀行に入行して主に法人融資業務を経験しました。
そもそも、大学のラグビー部の先輩に誘われるままに銀行に就職しており、何の目標も目的もありませんでした。

ただ、心のどこかで「一生勤める会社ではないな」と感じていました。
そのためだと思いますが、結婚式では通常在籍する支店の支店長などに仲人を依頼するケースが多かったのですが、一生の付き合いではないと思っていたので依頼しませんでした。
また、銀行員は通常非常に安く借りることができる社員向け住宅融資がありますが、これを使わずに住宅金融公庫から高い金利で借りました。

仕事では、若手であっても融資担当者として多くの経営者に会うことができます。
そのなかで「将来は自分も起業したい」という想いを抱くようになりました。
何も見えていないながらも、「いつか自分の生き方を見つける」ということは強くイメージしていました。

しかしながら、若干20代のサラリーマンでは、どのような事業で起業をしたらよいのか、まったくわかりませんでした。
起業セミナーなどに通ってみたりしたものの、回りの方は具体的に事業計画を持って授業を受けていましたが、私は何のアイデアもないままにただ授業を受けるだけでした。
当然ですが、受講が終了しても、何も変化は起きず、起業もできませんでした。

唯一、銀行で勉強になったのはダントツに優れた経営者の方と直接対話したり接したりすることができたことです。
「いつか自分で会社を経営してこういう人になりたい」という憧れのような中小企業の経営者に3人ほど出会うことができたのは財産でした。


サラリーマン退職直前

環境ビジネスに進む

銀行員生活も4年を過ぎて仕事を覚え始めたころから、「自分にはいったい何ができるのか」「自分は何をやるためにこの世に生まれてきたのか」

ということを考えるようになりました。しかしながら、これも考えるだけで何か答えがでるというものではありません。
そんな中、日本青年会議所の活動の一環で地球環境に関するセミナーに参加しました。
ネットワーク地球村を運営する高木善之代表の講演を聴き、大変感銘を受けました。氏の講演は説得力が脱群で、今地球がどうなっているのか、何もしないとどのような地球環境の危機が待っているのかを提示していました。

【動画】環境ビジネスで起業を決意したきっかけ

大きなショックを受けたのを覚え、自分に何かできないか、どうせ同じ時間を仕事に使うなら、自分が働く時間は地球環境の改善のためにどうしたら働けるのか、を考えるようになりました。氏の提唱している「美しい地球を子供達に」という理念にも深く共感しました。
高木善之氏には許可をもらっていませんが、この理念はそのまま今の会社の理念として使っております。私の偽らざる願いと気持ちです。

しかしながら、大学時代までは体育会でラグビーに明け暮れており、大学の勉強はおろか、地球環境の知識は皆無でした。何のアイデアもないままに時間が過ぎましたが、ある日、日経新聞の書籍広告で、当時創刊されたばかりの環境ビジネス誌のコピー「企業のごみをゼロにする」に深く感銘を覚えました。雑誌を発行していた出版社に押しかけて、社員として採用していだきました。

【動画】環境雑誌の新聞広告で銀行退職を決意する

都市銀行に勤めていた私の決意について、多数の方に翻意をすすめらました。
当時、すでに結婚をして住宅ローンも抱えていました。1歳になる息子も生まれていましたが、決意は変わらず30歳のときに出版社に転職をしました。
年収は銀行自体の半分に落ちました。

【動画】銀行退職と環境雑誌の仕事をはじめるまで

独立直前のころ

プラスチックリサイクルとの出会い

雑誌社では環境ビジネスに関する多くの情報に広く接する機会を得ることができました。あらゆる環境ビジネスに関する情報がメディアに集まり、薄くではありますが環境ビジネスの全体を見渡すことができました。
銀行で融資担当をしていた経験を活かして、将来性がある環境ビジネスの発掘を日常業務のなかで心掛けました。

【動画】環境雑誌の仕事で独立のためのリサーチ

出版社に入社してから3年ほど経ったころに、廃プラスチックのリサイクルビジネスと出会い、その可能性を感じました。企業の工場から発生する廃プラをゴミでなく資源に変え、「地球環境に真の意味で貢献できる」ビジネスだと思うことができました。
メディアから実業の世界に入るため出版社を退職し、廃プラビジネスに飛び込みました。
海外に廃プラを輸出する業務をすることになりました。

プラスチックに関する知識もなく、貿易に関する知識もなく、英会話もできませんでした。特に英会話は1日4時間の猛特訓でビジネスレベルまでマスターして海外のリサイクラーとも直接情報交換ができるようになりました。
2年間の業務経験を経て、ついに独立しました。

【動画】ようやくたどり着いた環境の仕事で待ち受けていた「壁」とは?

勤めていたプラスチック商社から認められず、独立はなかなか厳しい船出でしたが、2年ほどして事業が軌道に乗るにつれて気持ちに変化がありました。

プラスチックリサイクル業界では、まるで新品のような汚れが無く、きれいで再生利用が簡単なものを皆が奪い合いを繰り広げていたのです。そのようなものは、誰でもリサイクルでき、自分がやらなくてもどこかの誰かがその仕事を代替えすることが可能でした。

リサイクル工場の従業員や経営者も含めて、「地球環境に貢献したい」という意識より「生活するための仕事」として働いている人がほとんどであることもだんだんわかってきました。

左:初めてのワンルームのオフィスにて息子達と 右:香港出張でバイヤーと

リサイクル困難な材料に挑戦する

写真)第一回インド国際プラスチックリサイクル会議でのスピーチ

「果たして、誰でもできる材料をリサイクルすることが地球環境の改善につながっているのだろうか?」

「他社が行っていないリサイクル」を事業とすることが、真の環境改善に繋がるという想いが出てきました。その中で、当時はラミネートフィルムはまったくリサイクルできず、焼却や埋め立てされておりました。このラミネートフィルムのリサイクルのプロジェクトを立ち上げ、今では弊社の柱となる事業の一つにすることができました。同時に、環境の改善にもほんのわずかながら貢献ができていると思います。

【動画】なぜリサイクル困難なラミネートフィルムのリサイクルにチャレンジしたのか

今後も、創業当初の「地球環境に貢献する」ということを忘れず、「美しい地球を子供たちに」という想いを忘れることなく努力を継続していきたいと思います。
※写真上はラミネートフィルムリサイクルについてのスピーチ@インド・ムンバイでの国際プラリサイクル会議にて

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