フードロス 鎌倉の高校生の活動

高校生が行動したフードロス削減

祖父母のお墓参りのため、北鎌倉駅から建長寺方面に歩いている途中でした。

ん?

なんだこれ?

「学生が考えた フードロス 柿ジャム」という段ボールに手書きのボードが。
こんな店先に置いてありました。(車の前方、下の方です)

店先に、確かにジャムのような瓶が7-8個机の上に並んでいます。
お店の方に話しかけてみました。

「これ、なんですか?」

「柿のフードロスってどういうことですか?」

お店の女性の方がすぐに嬉々として答えてくれました。

「この間の台風で傷んでしまった柿を何とかしたいと、鎌倉の女子高生が作ったんです」

実際に作ったのは、鎌倉の小町通りにあるジャム屋に頼んだらしいのですが、企画と発案は鎌倉の女子高生によるものだとのこと。

へえ~~

「ひとつください」

と店の女性に言うと、

「女の子たち喜びますよ!実は午前中までは彼女たちが

ここで売っていたのですが、全然売れなかったんです。」

机の上には手作り感満載のジャムが並んでます。

フードロス 柿ジャム

フードロス、、、

専門でないので詳しくはないのですが、難しい問題だと思っています。

トレードオフが様々なところで起こりそうではないかなと。

環境問題は本当に複雑ですね。
問題意識はあるものの、本当の正解はわかりにくいです。

フードロスという問題ひとつとっても、いろいろな要因が絡み合っています。

消費者の安心・安全 → 賞味期限を短くする → フードロス増加

リサイクル優先のため軟包装の簡素化 → 賞味期限の短期化 → フードロス増加

一般消費者のグルメ嗜好 → 一般家庭から手つかずに食品を捨てる → フードロス増加

食品リサイクル → 大量な食品リサイクル → 土壌の栄養過多

そんななか、台風で目の前のダメージを受けた柿(フードロス)をなんとかしようと高校生が純粋な気持ちで行動を起こしたということを知り、嬉しくなりました。

別に柿が好きなわけではないのですが、赤い羽根共同募金で子供たちが駅で大きな声で呼びかけていると、募金してしまうのと同じ感覚になりました。
フードロスに問題意識を持ち、行動を起こした高校生にささやかですが、エールを送りたいと思いました。

私、自宅では炭水化物はほとんど食べないので、パンを食べることもないです。したがって、ジャムを食べる機会があまりありません。

フードロスにほんのわずかでも貢献できるのであれば、ヨーグルトにでもかけていただきましょうか。

後日食べた記事はこちら

2021年9月追記:フードロスの問題はこの記事を書いた2020年1月より更に、ロスを減らす機運が高まっているように思いますね。その後、私もフードバンクの後援会などを聞きにいったりして少し背景を知ることができました。
最近ではスーパー、デパートの売れ残りをうまく販売する仕組みを作ろうと若い方が起業しているテレビの特集なども見ました。私自身はフードロスにまで手を広げることはできませんが、この問題を世界の食料が足りていない人々への支援にうまく繋がるようになっていけばと願うばかりです。

村井健児

株式会社ファー・イースト・ネットワーク 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業、三菱銀行(現三菱UFJ)にて法人融資、株式会社宣伝会議にて環境雑誌に関わる業務を経て、2002年からプラスチックリサイクル業界で経験を積む。
2006年株式会社ファー・イースト・ネットワーク創業。プラスチックフクラップ売買、再生樹脂ペレット売買、リサイクル用機械・プラントの輸入販売を行う。

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