恵方巻きの食品ロス

本日は2月3日。恵方巻きを食べる方もいるのでしょうか。私は東京育ちなので、どうしてもコンビニが仕掛けたこのイベントにのる気になりません、、、

で、恵方巻きといえば最近はその作りすぎによるロスが注目されています。が、、、その報道について、食品ロスの報道は恵方巻きに偏り過ぎではないか、ということを主張している記事を見つけました。

きちんとメディアの掲載回数のデータもとっているようで、恵方巻きはクリスマスケーキ、うなぎ、おでんなどを押さえてダントツの一位です。

役所も動き出した恵方巻きのロスはメディアとしては記事にし易いでしょうが、食品ロスの本丸は別のところにありそうに思います。恵方巻きは一年に一日だけ。

しかし、日本国民が毎日食べる食事で廃棄もかなりの数量にのぼっています。

食品ロスについて国民が知る、あるいは意識を持つきっかけとして恵方巻きを報道するのは良いですが、これについて役所が指導したから問題解決、報道も沈静化というのは違うかなと思います。

もう少しジャーナリストとして骨太な記事が増えることを期待したいですね。

食品ロスを食品が足りない方へ配布するフードバンクの活動を阻むのは、寄付した食品でもしも腐敗などの品質問題が出た際の責任問題のようです。

この点を考えるとフードバンクに廃棄食品を寄付する企業が二の足を踏むのもわかります。アメリカではビルエマーソン食糧寄付法というのがあり、寄付した企業は食品について責任を問われないそうです。

なるほど~

廃棄ロスを出す側だけの対策でもダメなんですね。

村井健児

株式会社ファー・イースト・ネットワーク 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業、三菱銀行(現三菱UFJ)にて法人融資、株式会社宣伝会議にて環境雑誌に関わる業務を経て、2002年からプラスチックリサイクル業界で経験を積む。
2006年株式会社ファー・イースト・ネットワーク創業。プラスチックフクラップ売買、再生樹脂ペレット売買、リサイクル用機械・プラントの輸入販売を行う。

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