MacRebur 廃プラをアスファルト強化材に

MacRebur

英国スコットランドのMacRebur社が廃プラをアスファルトに強化材として配合した技術をPRしているようです。

2016年以降、トルコ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドに広がっているようです。

インド、タイ、インドネシア、フィリピン、ガーナなども独自技術を開発しているとのことです。

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この技術ですが、随分前に中国でみたことがあります。確か、日本の容リペレット(日本の容器リサイクル法に基づいて製造された再生ペレットで、輸出は禁止されている)を使用していたと思います。

「わだち」など、道路が傷むのをかなり改善できるという内容だったと記憶しています。

だいぶ前になりますが、私もアスファルト製造工場などを訪問したりしていたのですが、確かエラストマー(違ってたらすみません)などを改質剤として利用していた記憶があります。

日本でも論文などはいくつかあるようですが、あまり業界でも聞かないので普及してないのでしょうか。

例えば、セメント会社に持って行けば、燃料として燃やしてサーマル・リサイクルされますが、二酸化炭素は大気中に放出されてしまいます。

このアスファルト改質剤として廃プラが利用できれば、しばらくの間は道路の中に二酸化炭素を固定化できますね。

たぶん数量もかなり伸びるでしょうから、期待したい利用方法ですね。

村井健児

株式会社ファー・イースト・ネットワーク 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業、三菱銀行(現三菱UFJ)にて法人融資、株式会社宣伝会議にて環境雑誌に関わる業務を経て、2002年からプラスチックリサイクル業界で経験を積む。
2006年株式会社ファー・イースト・ネットワーク創業。プラスチックフクラップ売買、再生樹脂ペレット売買、リサイクル用機械・プラントの輸入販売を行う。

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