
はじめてのリサイクル事業。
機械を選ぶ前に、決めておくことがあります。
原料が向いているか、集荷は続くか、採算は現場で回るか——。原料と機械の両方が分かる商社が、「事業として成り立つか」の段階から一緒に考えます。失敗を減らし、遠回りを防ぐために。
無料で相談する →こんなお悩み、ありませんか?
新規参入でよくある失敗
これまで多くの現場で見てきた、つまずきやすいポイントです。
原料の選定を見誤る
「高付加価値化を狙える原料か、そうでないか」を見極めないまま参入してしまう。同じ廃プラでも、再生後に”売れる物性・用途”になるかは原料で決まります。ここを外すと、良い機械を入れても事業になりません。
実際にあったご相談から:先日も、数百トン規模のプラスチック廃材をどう活かすか、というご相談を受けました。しかし、その原料はリサイクルが困難であるだけでなく、選別した後の販売単価もあまり高くない、収益性の低い材料なのです。収益性の低い原料のために、高額な設備投資をしても回収の見込みは低いと言わざるを得ません。その原料に対する理解も非常に浅いままの状態でした。
更に、リサイクルした後の原料が実際どんな基準で「買える」「買えない」を判断しているのか、まだ深く聞けていない状態でした。そのような理解度で設備投資に踏み切るのは、正直かなり怖いことです。複数の買取先から、条件・判断基準・NGになる理由まで含めて条件をしっかり理解する——それでようやくスタートラインだと思っています。
「たくさん回収できて儲かりそう!」と考えていらっしゃるかもしれませんが、大量に入手できるスクラップというのは、必ず何か問題があると考えるべきです。数量に目がくらんでしまっていませんか?本当にその後販売できますか?
集荷を甘く見ている
「原料は集まるだろう」——スクラップは争奪戦です。長期で安定した既存の引き取り先から原料を奪うのは容易ではなく、困っている材料ほど集荷に想定外の輸送費・手間がかかることも。「機械より先に、原料の入口」を確保できるかが分かれ目です。
実際にあったご相談から:月間4,000トンという目標を掲げて新規参入されたお客様がいらっしゃいました。ですが、ふたを開けてみると、そこまでの量を回収することが全くできず、最後は月間わずか20トンほどしか回収をすることができませんでした。最終的には早めに「これは厳しい」と見切りをつけ、損失が膨らむ前に工場を閉じる決断をされたんです。スクラップの回収は非常に競争が激しいです。計画しているスクラップは本当に安定して入手できますか?
経験がないまま、机上の採算だけで走る
「1kgで10円の利益、1万トンなら1億円」——計算は正しくても、現場はその通りには動きません。歩留まり・稼働率・トラブル・品質のブレを織り込まない皮算用のまま設備投資に踏み切り、後で苦しむケースが多く見られます。
実際にあったご相談から:だいたい上記の二つに当てはまっている会社の社長は材料についての理解や集荷をどうするかよりも、いくら儲かるかに興味があります。なので、必ず1kg当たりでいくら利益になるかはきちんと計算してあります。実際は「きちんと」はまったくしていなくて、「極めて楽観的に」計算しています。
その社長はたいていこう考えます。「1kgで20円利益があがるなら、500トンなら10百万円儲かるのか。なかなかいいな。」
更にやめておけばいいのに、「2000トンなら40百万円も儲かるな!だったら月間2000トンやろう!」とエスカレートして夢を見始めます。しかし、回収するスクラップも確定しない段階で設備を発注するのは極めて危険です。その後、実際に集めたスクラップと見切り発車した設備とのギャップに苦しむことになったのです。
「機械はトラブルが起きて当然」を知らない
トラブルのない現場はありません。原因を機械・作業者・材料の”せい”にするだけでは何も解決しない。トラブルを予測して発生確率を下げ、起きても影響を最小限にする——それが安定操業の秘訣です。
実際にあったご相談から:数億円規模を投じて新規参入し、月間の処理目標も強気に掲げたある会社様がありました。ふたを開けてみると、原料の中身が当初の想定と変わり、現場は素人ばかり。最初の1年はほぼ毎日、トラブルが発生しその対応に追われることとなりました。
産業機械は家電や自動車のように、故障なしが当たり前ではありません。トラブルが発生するのは当然です。
熟練した現場では、そのトラブルの発生確率を抑える対策をしているのです。機械を買えばリイサイクルができると思っていませんでしょうか?機械のトラブルも想定に入れていますか?
FENが伴走できる理由
原料と機械の両方が分かる
「売れる原料か」「収益性の高いスクラップかどうか」から「どの機械でどう作るか」まで一気通貫で見られる。多くは原料のみ、あるいは機械のみの片方だけです。
集荷・採算の”現実”を知っている
20年以上スクラップの営業をしてきて今も仕入れを市場のど真ん中で自分で事業を行っているからこそ知っている現実があります。リサイクルマーケットの市場の実態ベースでご相談に乗れます。
トラブル前提で設計・支援
機械トラブルのリスクは機械選定から始まり、運転のノウハウなどにも及びます。起きる前提でリスクを低減する構成・運用を提案します。
ご相談の流れ
最後に、弊社自身の話を
ここまでいくつか弊社のお客様の実例を紹介してきました。
多少上から目線のように聞こえる部分もあったかもしれません。
しかし、実は正直に言うと——恥ずかしながら上記の失敗事例は弊社自身が、全てを経験をしています。
約20年前、金融機関から借り入れをして中古の中国製の機械を揃え、この世界に飛び込みました。原料のことをよく分からないまま、集荷の当てもはっきりしないまま、販売の確約も確証もないまま、経験もないのに机上の計算だけで「儲かるはずだ」と思い込んで——ふたを開けたら、機械はトラブルだらけ。人生で一番しんどかった時期だったかもしれません。
上記では失敗事例ばかりを書きましたが、新規事業を始めるにはどこかでリスクを取りに行く必要があることも理解しています。怖れてばかりでは前に進めないことも事実です。
弊社は、弊社がしたような失敗を、皆さんにはして欲しくありません。なるべく失敗しないようにリサイクル事業を通じて環境に貢献していただきたいと考えています。
だからこそ、弊社が自分自身で痛い思いをして、大怪我をしながら得てきた経験・情報・ノウハウをお伝えさせていただきます。(弊社からのアドバイスを採用するかしないかは皆さんの判断ですが)
皆さんの新規事業の決断が成功するようにサポートさせていただきます。




























