

プラスチックリサイクル/異物除去
再生材の品質は、
「異物除去」で決まる
金属・紙・他樹脂・砂・アルミ——混入する異物は性質がそれぞれ違います。
「選別 → 洗浄 → 溶融ろ過」の多段アプローチで、狙った品質の再生ペレットへ。
選別 洗浄 溶融ろ過
ISSUE
異物が残ると、再生材の価値は大きく下がる
マテリアルリサイクルでは、原料に混じる異物をどこまで取り切れるかが品質と採算を左右します。異物が残ると、次のような問題が起きます。
品質低下・クレーム再生材に異物が残ると成形不良や強度低下を招き、納入先からの信頼を損ねる。
フィルター詰まり・停止金属・アルミ・紙などがフィルターに堆積し、目詰まり・清掃停止で稼働率が落ちる。
歩留まりの低下異物除去が不十分だと不良・ロスが増え、原料あたりの製品量が減る。
用途・売り先が狭まる品位が低いと使える用途が限られ、価格も伸びない。高品位化で販路が広がる。
APPROACH
異物除去は「1工程で全部」ではなく、性質に応じて多段で
異物は大きさ・比重・材質・付着状態がさまざま。1台で取り切ろうとせず、工程ごとに役割を分けるのが確実です。
1STEP
選別:大きな異物・異種材を「溶かす前」に落とす
色彩選別・光学選別で、色や材質の違う異物(他樹脂・紙・木片・異色物など)を溶融前に除去。前段で大物を落とすほど、後段の負荷が下がります。
✓ 後段の負荷・目詰まりを軽減
2STEP
洗浄:表面の汚れ・紙・糊・油分を除去
乾式・湿式の洗浄で、ラベルの紙や糊、土砂、油分などの付着異物を落とす。マテリアル化に耐える清浄度まで前処理します。
✓ 付着異物・におい・水分を低減
3STEP
溶融ろ過:残った微細・金属異物を取り切る
溶融後にレーザーフィルターで微細な異物・金属を高精度ろ過。自動排出機構つきなら、詰まりやすい原料でも連続運転しやすい。仕上げの砦です。
✓ 微細異物まで除去し品位を安定
▼ 工程と手法の全体像(どこで何を落とすか)
入荷原料
異物が混入した状態
→
① 選別
色彩・光学選別機
他樹脂・紙・木片・異色物
→
② 洗浄
乾式・湿式洗浄機
紙・糊・土砂・油分
→
③ 溶融ろ過
レーザーフィルター
微細異物・金属
→
④ 検査
ペレット検査装置
残留異物・異色
→
高品位ペレット
安定出荷へ
PRODUCTS
工程別・異物除去の主な設備
原料の性状と狙う品質に応じて、選別・洗浄・ろ過・検査を組み合わせてご提案します。
選別
色彩選別機
色・異色物で異物を弾く(ダブルアイセレクター)

- 色の違う異物・異色物を高速で除去
- 溶かす前に大きな異物を落として後段を軽く
- フレーク・ペレットの品位向上に有効
洗浄
WIPA 乾式洗浄機
水を使わず表面の付着異物を除去

- こすり・摩擦で紙・糊・土砂などを剥離
- 乾式なので排水処理の負担が少ない
- 湿式洗浄・脱水機との組み合わせも可能
溶融ろ過
FIMIC レーザーフィルター
溶融後に微細・金属異物を高精度ろ過

- ブレード内側をピストンで清掃し異物を自動排出
- 詰まりやすい原料でも連続運転しやすい
- 汚れ・異物の多い原料の仕上げろ過に
検査
ペレット検査・選別装置
仕上がりペレットの異物・異色を検査(Inpectech)

- 製品ペレットに残る異物・異色を検出・除去
- 出荷品質の最終チェックに
- 高品位グレードの安定出荷を支援
VALUE
多段除去で「品質」と「稼働」を両立
工程を分けて異物を落とすことで、再生材の位置づけそのものが変わります。
多段除去選別→洗浄→ろ過→検査で取り切る
連続運転前段除去で後段の目詰まりを抑制
販路拡大高品位化で用途・売り先が広がる
※ 得られる品位・採算は原料性状・数量・運転条件により異なります。具体的な構成・試算はお問い合わせください。
FAQ
よくあるご質問
Qどんな異物まで除去できますか?
他樹脂・紙・木片などは選別、汚れ・紙・糊・油分は洗浄、微細・金属異物は溶融ろ過、と工程を分けて対応します。原料により最適な組み合わせをご提案します。
Qまず何から相談すればよいですか?
対象原料の種類・混入している異物・想定処理量をお聞かせください。原料サンプルでのテストや、実機・テストセンターでの見学の手配も可能です。
Q全工程を一度に導入しないとダメですか?
いいえ。既存設備に不足している工程だけを追加する形でも構いません。ボトルネックになっている異物に絞ってご提案します。
その原料、「どの工程で異物を落とすか」から相談してください
選別・洗浄・ろ過・検査を、原料と目標品質に合わせて組み合わせてご提案します。

