粉砕機の掃除についてお話します。
粉砕機、そもそもなんで掃除するのでしょうか?
樹脂再生加工に異物は厳禁
樹脂を再生する際に異物(あるいはい樹脂)、こういったものが混ざると樹脂の物性が劣化するというのが一般的です。再生原料の物性を保つためには、異物(異樹脂)が混入してはいけないのです。
粉砕機でスクラップを粉砕をするときに、粉砕機で前に加工した樹脂が残っていると、その異樹脂が劣化の原因になるわけです。
したがって、材料を変えるときには、粉砕機の掃除が必要になるのです。
粉砕機の掃除方法
かなり気を付けて洗う必要があります。
コンプレッサーで吹く
バキュームで吸う
水で流して洗う
雑巾で拭く
清掃回数を減らして粉砕の生産効率を上げるには
材料替えをすると清掃をしなくてはなりませんから、粉砕機なるべく粉砕をする業者の方は掃除をしない工夫をします。
同じ材料をなるべく長い時間加工する
材料別に専用粉砕機を設ける
<参考記事>
絶対ダメ!粉砕機への金属混入とその防止対策 (粉砕機の選び方シリーズ)
粉砕機のスクリーンの役割を認識する重要性(粉砕機の選び方シリーズ)
それでも粉砕機の清掃が必要なとき
なるべく粉砕機を清掃しないで済むようにはしますが、やっぱりいろいろな材料を集まってくれば色が違う材料もあればですね多少材質が違う材料もたくさん加工する必要がでてきます。
そうすると材料替え、色替えというのは起こってきます。
残念ながら、そのときは掃除っていうのが付いてきます。
↓クリックで解説動画 |
だから!粉砕機を選ぶときは、掃除をいかにやりやすい粉砕機を選ぶかっていうのはこれは実は非常に大事なポイントになってきます。その後の生産効率を左右する大きなポイントです。
粉砕機があったらその上部がきちんとフルオープンするかどうかであるとか、下部の受けるスクリーンのところもオープンできて、上下から清掃できるかなどを確認しましょう。
掃除性を考えずに粉砕機を選ぶのは、非常に安易な行動です。清掃性が良いかどうかを見て粉砕機を選んでいくべきです。
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