ブログ

HOME» ブログ »初めて買った押出機で加工すべきプラスチックの種類とは?

ブログ

初めて買った押出機で加工すべきプラスチックの種類とは?

例えば自社に10種類程度の廃プラのスクラップがあったとします。どの材料を加工するか、これを決める必要があります。

かなり乱暴に大きく分けますと、軟質系のプラスチックを加工するか、硬質系のプラスチックを加工するのか、選ぶ必要があります。

軟質系と硬質系の場合、それぞれノウハウや生産設備が異なってきます。機械選びにも影響しますので、機械を買う前によく考えなくてはならないことです。

以下にそれぞれのポイントを整理します。

 

硬質系プラスチック射出成型品ロス(PP、HDPE、HIPS、ABS、PC、エンプラほか)、シート(PP、PE、PS、ほか)

 

軟質系プラスチックPE系フィルム、PP系フィルム、PS系フィルム、PETフィルム、発泡スチロール、梱包資材、ストレッチフィルム(L-LDPE)など

 

1.前処理工程

軟質プラスチック:ロールなどの場合はギロチンでカットして紙芯を取り除く必要があります。フィルム系スクラップを加工する場合には、ギロチンは必要と考えられます。

硬質プラスチック:異物や異樹脂などが無い限り、前処理工程は特になし

 

2.粉砕処理

軟質プラスチック:軟質フィルム専用の粉砕機で粉砕します。粉砕フィルムをストックするタンクには、ブリッジを防止する機能や構造が必要になります。

硬質プラスチック:パレットなどの大きな成型品や樹脂ダンゴ以外であれば、一般的な一軸粉砕機で大丈夫です。8-15mmアンダーくらいの大きさに粉砕します。ストックタンクも一般的なもので問題ありません。

 

3.押出機への供給

軟質プラスチック:フィルムの粉砕品は比重が軽く、スクリューにただ自然落下で供給するだけですと、スクリューに供給される粉砕品の量が非常に少なくなります。従いまして、機械的に粉砕品をスクリューなどで圧力をかけて押し込みながら供給する必要があります。

硬質プラスチック:硬質プラスチックの粉砕品は比重が十分重いので、自然落下で供給する方法で十分です。ホッパーは一般的なもので大丈夫です。

 

4.押出工程
軟質プラスチックも硬質プラスチックも、押出機に供給してしまえば、その後のフローはほぼ同じと考えてください。

5.洗浄工程

もしも、スクラップに汚れがあり洗浄する場合、乾燥設備が異なります。

 軟質プラスチック:粉砕洗浄したのちに、フィルム専用の特殊な脱水機(スクリュープレス)で脱水します。これにより、びしょびしょに濡れたフィルムも水分率2%以下に乾燥できます。水分率が上がれば上がるほど、生産効率は下がります。逆に、水分率が下がればどんどん生産効率もよくなりますので、乾燥が重要です。硬質プラスチックに比べて手間も設備も必要になります。

 硬質プラスチック:粉砕品を洗浄したら、回転式の脱水機にかけます。そこでほとんどの水分は飛びますので、それで乾燥工程は終了です。軟質フィルムに比べて設備も手間もかかりません。

 

まとめ

【関連記事】

初めてペレット加工を計画する際に注意すべき5つのポイント

スクラップを誰から仕入れるのか、メリットとデメリットを理解する

大きな分かれ道、再生ペレットを誰に売るか?

作ったペレットを継続的に販売する5つのポイント

 

【会社概要】

株式会社ファー・イースト・ネットワーク ←ホームページはこちら
平成16年創業。「美しい地球を子供たちに」との願いから
プラスチックリサイクルを通じて社会に貢献してまいります。

【業務内容】
プラスチックスクラップの買取

再生樹脂ペレットの販売

ラミネートフィルムのリサイクル

リサイクル機械の販売

リサイクル原料を使用した製品の販売

軟質プラスチックと硬質プラスチックでは、それぞれの工程が異なり、設備も異なります。自社のスクラップのなかから、どの軟質を選ぶのか、硬質を選ぶのかで、設備投資が大きく変わります。もちろん、軟質か硬質かを選んだあとも、そのなかでどのようなスクラップを選ぶかで変わりますが、まずは軟質か硬質か違いを理解したうえで決めることが大事です。

 

2019/09/09

ブログ

POLYSTAR リサイクル用押出機

再生リサイクル

ブログ

VIDEO

HOME

お知らせ

設置事例

パンフレットダウンロード

POLYSTAR