監査役 笠倉健司氏(公認会計士)のご紹介
2023年度より、公認会計士の笠倉先生に監査役をお願いいたしました。
「継続的に」地球環境に貢献していける会社にしていくには、財務内容の健全性をより高めることが必要と考えました。健全な財務内容と高い信頼性が、事業を長期的に継続することを可能にするベースになると信じております。
健全な財務内容を堅持することが、地球環境の改善活動を末長く行うことに繋がるため、非常に重要なことと考えています。
笠倉先生は大手監査法人での監査経験を豊富にお持ちです。
ご経験のなかからリスク要因をご指摘くださり、示唆に富む指導をしていただけることから、監査役就任をお願いし、ご快諾をいただきました。
また、財務や監査業務のみならず、「禅」にも精通されており、著書も多数おありです。財務や事業のご指導以外に、禅の知恵などのご指導や講話をいただいた後に、弊社事業のご相談をさせていただいております。
禅には、自己とは何かを問いかける禅問答が多くあります。この禅問答のご講義のなかから、会社とは何か、事業とは何か、社会貢献とはということなのかを根底から深く考えるきっかけを与えていただいております。
笠倉先生の経歴は以下となります。
1992年10月 公認会計士2次試験合格
1992年10月 あずさ監査法人 入所
2008年3月 アーク監査法人 入所
2010年10月 有徳経営研究所株式会社 代表取締役(現任)、笠倉公認会計士事務所開設(現任)
監査役からご挨拶

公認会計士 笠倉健司先生
2023年4月から監査役に就任した公認会計士の笠倉健司です。私と(株)ファー・イースト・ネットワークとの出会いは、あるエキスパート紹介サイトを通じて、村井社長からご連絡をいただいたことです。最初のご依頼は、エグゼクティブコーチングでした。
(株)ファー・イースト・ネットワークは、「美しい地球を子供たちに」という理念に基づき、環境のためになるプラスチックリサイクル事業に取り組んでいます。
リサイクルビジネスは、地球環境のために必要不可欠ですが、経営のかじ取りが難しいビジネスでもあります。その中で、(株)ファー・イースト・ネットワークは、他の事業者が敬遠する難しい素材のリサイクルに取り組み、近年はリサイクル用の機械販売に力を入れて、業績を順調に伸ばしています。
また、銀行員経験のある村井社長は、財務感覚も優れており、健全経営により高い自己資本比率を維持しています。
コーチングをする中で、村井社長の高い志と誠実なお人柄と経営手腕にリスペクトの念を感じました。また、私は、イス禅会(禅の古典の学びとイス禅瞑想の実修により心を調える勉強会)を各所で行ってきましたが、村井社長にも関心を持っていただき、定期的に(株)ファー・イースト・ネットワークのためのオンライン・イス禅会も実施しております。
そのような経緯で、長期的に村井社長と(株)ファー・イースト・ネットワークのために貢献したいと考えるようになり、村井社長のご提案もあって、監査役をお引き受けすることになりました。今後とも、よろしくお願いいたします。
略歴
- 1961 年東京生まれ。開成中学・開成高校卒、早稲田大学政治経済学部へ進学後、深刻なうつ状態になる。
そこから立ち直るため、臨済宗円覚寺系の人間禅道場で本格的な禅修行に打ち込む。やがて東洋思想に傾倒するようになり、政経学部を中退して早稲田大学第二文学部に転部し、東洋哲学を学ぶ。 - 大学卒業後、高校の国語科講師の職を得る。やがて、学校だけではなくビジネスの世界を知りたいと考え、28 歳で会計士を目指すことを決意し、31 歳で公認会計士試験に合格。
- 4大監査法人の一つであるあずさ監査法人に入職。
上場企業の監査、株式上場コンサルティング、M&A などに携わり、職業会計人として活躍 - 2008 年 15 年間勤務したあずさ監査法人を退職し、アーク監査法人のパートナー(役員)に就任する。
- リーマンショック後の経済の混乱の中で、禅や東洋哲学の価値を再認識し、2010年 10 月独立し、「有徳経営研究所㈱」を設立。
- 公認会計士の知見に基づき、それに東洋思想をベースにした人間学の研究を加えて、それらを生かしたイス禅セミナー(注)や経営コンサルティング、エグゼクティブコーチング等を行っている。
著書
「禅の人間学-自己探求の知恵」(PHP 研究所)
「ビジネス人生に活かす『論語』の知恵」(SMBC コンサルティング・実務シリーズ 172)
「ビジネス人生に効く「禅」の知恵」(SMBC コンサルティング・実務シリーズ 183)
「西郷隆盛と『言志四録』に学ぶリーダー学」(SMBC コンサルティング・実務シリーズ 206)
「ビジネス禅」(税務経理協会)
連載
隔月刊誌『衆知』(PHP 研究所)に「ビジネスマンのための心を支える禅の知恵」を2022 年まで 6 年間にわたり連載(雑誌の休刊により終了)。
イス禅セミナー主催
SMBC コンサルティング、商工会議所などで実施。
変化の速い現代において、本当に大事にすべきものを見失うことなく、現実に柔軟に対応するため
に、「柔らかな心・とらわれない心」=「柔軟心(にゅうなんしん)」が、今まで以上に求められており、イス禅セミナーを通じて指導。
世界的に瞑想(マインドフルネスなど)が流行しているのは、瞑想によって心を調え、直観力や感性を磨くことが、「柔軟心」を養うことになるとの理由から、2500 年の歴史をもつ禅の瞑想法を、誰でも簡単に実践できる「イス禅」として指導する。
その後、禅の古典にある有名な禅話から、ビジネスや経営に活きる禅的な知恵(逆説的発想法)を指導している。