会社名 | 株式会社ファー・イースト・ネットワーク |
代表取締役 | 村井健児 |
監査役 | 公認会計士 笠倉健司 |
所在地 | 〒160-0004東京都新宿区四谷4-31 四谷TSビル6階 |
電話 | 03-5919-4380 |
事業開始日 | 平成16年4月 ファー・イースト・ネットワークとして個人創業 |
平成17年4月株式会社ファー・イースト・ネットワーク設立 | |
資本金 | 6300万円 |
従業員数 | 4名 |
事業内容 | ①ラミフィルムのリサイクル事業 |
②再生PP・HDPE・LDPE原料の販売事業 | |
③ECO PLAS事業 | |
④有価買取 プラスチックスクラップ事業 | |
⑤プラスチックリサイクル機販売事業 |
【取引実績】
三菱ケミカル㈱/積水化学工業㈱/日立造船(株)/住友化学(株)/(株)TBM/栗田工業(株)/慶應義塾大学/伊藤忠マシンテクノス(株)/大日本印刷㈱/凸版印刷㈱/東洋製罐㈱/日本プラパレット㈱/京阪セロファン㈱/㈱DNPテクノパック/㈱細川洋行/メイワパックスグループ/藤森工業㈱ほか
代表者経歴
平成4年3月 | 慶応義塾大学 経済学部卒業 |
平成4年4月 | 株式会社三菱銀行(現 三菱UFJ銀行)入行 |
高田馬場支店(中小企業融資業務) | |
本店 融資第一部(中小企業融資審査業務) | |
五反田支店(上場企業融資担当) | |
平成11年4月 | 同行退社 |
平成11年5月 | 株式会社宣伝会議入社 |
環境ビジネス関連の雑誌創刊の準備に携わる。 | |
月刊誌「環境機器《、月刊誌「環境会議《月刊誌「環境ビジネス《の企画、編集に携わる。 | |
平成14年4月 | 同社退社 |
平成14年~16年 | プラスチックリサイクル事業に従事 |
平成16年4月 | ファー・イースト・ネットワークとして個人創業。 |
平成17年4月 | 株式会社ファー・イースト・ネットワーク設立 |
代表者挨拶
~創業の想い~
小さいころから両親に教わった「自然を大事にする」ということを、ビジネスを通じて実践するためにこの会社を経営しています。
【動画】環境ビジネスで起業を決意したきっかけ
銀行員時代に「美しい地球を子供たちに」という理念に出会い、これを仕事にしたいと決意して都市銀行を退職しました。銀行退職後、なかなか独立できず、収入的にも困窮しかけた時期もありました。
【動画】環境雑誌の新聞広告で銀行退職を決意する
【動画】銀行退職と環境雑誌の仕事をはじめるまで
どのような環境ビジネスに進めばよいのか迷いながら、プラスチックリサイクルと出会い、どうにか起業を果たしました。
【動画】環境雑誌の仕事で独立のためのリサーチ
プラスチックリサイクルといいましても、リサイクルが難しいものと簡単なものがあります。独立当初は、リサイクルが簡単で誰でもできるリサイクルを業務としていました。
しかし、「この誰でもできる仕事が本当に地球環境の改善に貢献できているのだろうか」という疑問を持つようになりました。やはり、今埋め立てられている廃プラ、焼却されている廃プラをリサイクルしないと真の意味で地球環境に貢献しているとは言えないのではないかと考え、他のリサイクル業者が敬遠するラミネーションフィルム(複合フィルム)のリサイクルに取り組み始めました。
キャリアが長いリサイクル業者が敬遠するのですからラミリサイクルの事業は簡単ではありませんでした。多大な損失を被ったこともありますが、挫折も経験しながら、どうにか事業の柱に育ちました。
まだまだ数量は少ないですが、リサイクルが難しいラミフィルムのほんの一部をリサイクルできていると思います。
今後も、リサイクル困難なマテリアルリサイクルに取り組む姿勢を持ち続けたいと思います。
マテリアルリサイクルが難しい材料に取り組むなかで、機械をオーダーメイドで発注してリサイクルしなくてはなりませんでした。
その関係でリサイクルに関する機械メーカーとも打ち合わせをする機会が多く、リサイクルの機械についてだんだん知識を得ていきました。
そのご縁で、2017年から台湾のトップメーカーPOLYSTARとのご縁に恵まれてプラスチックリサイクル機械の販売も手掛けるようになりました。プラスチックリサイクルを事業としている皆様のお役に立てる機械をご紹介させていただいています。
その後は、イタリアのFIMIC社が製造している世界シェアNO1のレーザーフィルターを日本総代理店として扱う幸運にも恵まれました。日本のポストコンシューマーリサイクルを促進するには必須の技術として皆様に紹介しています。
また、ポストコンシューマーリサイクルでは汚れた廃プラの洗浄が重要になります。ここではヨーロッパシェア30%のドイツ洗浄ライン専門メーカーのWipa社の総代理店をする機会に恵まれ、紹介を開始しています。
プラスチックリサイクル事業者の皆様に、良質な機械サービスを提供することで、日本のリサイクルの発展と地球環境の保護に貢献できると信じています。
今では、同業者に多くの仲間ができ、互いに協力し、助け合いながら事業をすることができています。心強い仲間と共に協力しながら、皆様のリサイクルに関する課題を解決し、地球環境の改善に少しでも役に立ちたいと願っています。
皆様からご支援、ご指導を賜りたくお願い申し上げます。
>>>創業の経緯の詳細はこちら(長文です)
FEN経営理念
株式会社ファー・イースト・ネットワーク経営理念
一、地球環境への真の意味での貢献と改善
一、環境事業を通じた、他社にはできない顧客への貢献
一、全従業員と家族のための物心両面の幸福を追求し、自立した人生の場を提供する
1)「地球環境への真の意味での貢献と改善」とは
選択する事業は全て、地球環境に直接的に、ダイレクトに貢献または改善するものを選択する。より大きな貢献と改善ができるようにビジネスを通じて「今できることから」最善を尽くす。
プラスチックリサイクルを通じて貢献し、解決が難しいアイテムに取り組む。ただし、難アイテムに偏り過ぎることなく、開発に充当する利益は確実に確保する。省エネ機器、環境機器など他の環境事業でも効果が間違いないものには取り組む。
2)「環境事業を通じた、他社にはできない顧客への貢献」とは
顧客が解決できない問題を解決して貢献することを目指す。他社が既に行っている事業ではなく、まだ誰にもできていない環境事業を通じて顧客に貢献することを目指さなければならない。
プラスチックリサイクルのなかでも、他社ができない事業の事業化を常にチャレンジする。
(ラミフィルム、アルミ箔、牛乳パックLDPEリサイクル、紙のラミネート、コンタミの多いスクラップ、PVDC、WEEE、他)
3)「従業員とその家族のための物心両面の幸福を追求し、自立した人生の場を提供する」とは
会社は携わる従業員のためにあるという認識のもと、環境貢献という事業を通じ、社員が自立し、人間として成長する場と顧客および社会に貢献する場を提供する。その結果として、社員および家族の物心両面の幸福に貢献することを目指すものである。従業員には取引先の従業員も含めて考える。従業員、お取引先、その家族の幸せに貢献できる経営者になれるよう学習する。
FEN事業概要
1)ラミフィルムのリサイクル事業
グラビヤ印刷工場から排出される食品用のラミフィルムスクラップを引き取り、そのフィルムを委託加工し、ペレットを販売をしています。PP系フィルムスクラップなどを委託加工し、PPペレットを販売しています。現在は、ラミフィルムから製造したペレットはコスト削減のための増量剤としての利用が多いのですが、建設業向けシート、自動車向け(防音シート)、ハードディスク運搬用の緩衝シートにも用途を開拓しました。
2)再生PP・HDPE・LDPE原料の販売事業
グラビヤ印刷工場から発生した単体のPPフィルムを加工したペレット(JPP)を活用してパレットや雨水貯留層向けの再生PP原料を販売開始しています。1次加工の素通しペレットだけでなく、2次加工を施して改質したペレット販売をしています。エンドユーザーは、大手が主体で、2次加工を行うパートナーにも恵まれました。
3)ECO PLAS事業
2010年秋に香港の肇英実業と株式を持ち合いし、ECO PLASプロジェクトに参画しました。構想は5年ほど前からあったもので大手複写機メーカーへの原料採用を機に本格化しました。FENはスクラップの調達部門として調達を行うと同時に、ECO PLASで展開を検討しているリサイクル原料を使用した物流資材の市場開拓を行っています。今後も数量の増加が見込まれています。
4)プラスチックスクラップ買取事業
ラミフィルムなど処理困難なスクラップを引き取るなかで、排出先から純粋なプラスチックスクラップを供給されることも出てきています。その場合には、スクラップの状態、形状、品質を見たうえで、取り扱い可能な再生加工業者(輸出業者も含む)と連携して引き取りを実施しています。経営理念に照らすと、「他社もできる」事業になりますが、積極的な営業は展開はせず、排出先からの申し出や紹介案件などがあれば取り組みを行っています。
5)押出機(ルーダー)販売事業
2016年から台湾のプラスチック再生機メーカーであるPOLYSTAR社の日本総代理店としてプラスチックリサイクル用の押出機をメインに販売しています。
POLYSTAR社は 業歴30年以上、販売台数1000台を超える台湾の機械メーカーとして最も伸びている機械メーカーです。 様々な樹脂に対応したリサイクル機を揃えており、押出機(フィルム用)、押出機(超小型タイプ)、押出機(汎用タイプ)、ダンゴや不織布などを前処理なしでペレット加工できる押出機(粉砕機内蔵型)などをラインアップ。 他には破砕機、粉砕機、発砲スチロールの溶融機、洗浄ライン、脱水機など様々な機械を ご案内しております。
賛同プロジェクト
経営理念に基づき、環境への貢献・従業員及び家族の幸福に資するプロジェクトに賛同し、協力をしています。
廃プラリサイクルの情報交換会主催
廃プラスチックの問題は多種多様です。一つの課題の解決に何社もの知識、ノウハウ、設備、労働力を必要とします。
弊社が主催する「新付加価値創造実践会」は、月に一度情報交換会を開催し、それぞれのメンバーが持つ課題を仲間と一緒に討議します。
同じ業界内ではお互いの情報を開示せず、ノウハウを隠し合うことは普通です。しかし、この新付加価値創造実践会では、地球環境の改善のために集い、その課題解決のためには「教え合い」「助け合い」を理念としています。