POLYSTAR押出機パーツ・オプション解説  



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ニップローラー カッターコンパクター カッターコンパクター ベント スクリーンフィルター ペレタイザー 生産品 ベルトコンベア


❶ニップローラー

ニップローラーの使い方

ロール状態のスクラップをカットせずに、ローラーで巻き取る装置になります。
太巻きのロールは従来、ギロチンでカットを行って前処理が必要でした。ギロチンがない場合は手でカッターでカットしていたことも多かったようです。
POLYSTARではニップローラーをオプションでご用意しており、「使用すれば、このような前処理作業が軽減され、省力化につながります。

ベルトコンベア

POLYSTARのベルトコンベアは、カッターコンパクター内の電気負荷を検知して、自動制御されます。
負荷が高くなった時にはベルトコンベアが止まり、供給は停止します。
逆に、負荷が低くなったときには、再びコンベアが動き出し、供給を再開します。このように、常にカッターコンパクター内部の状態は一定に保たれ、生産を安定化させる役割を果たしています。

カッターコンパクター

Repro-Flexの最大の特徴である部分になります。このカッターコンパクターは、コンパクター内を回転する回転刃と、固定されている固定刃により5つの役割・工程を同時に行います。POLYSTARを導入することで、省力化、効率化を果たしながら生産量を上げていけます。

1)粉砕工程 フィルムを回転刃と固定刃で粉砕していきます
2)減容工程 フィルムが半溶融する仮定で容積が大きく減容されます
3)乾燥工程 100度を超える温度でフィルムに含まれた水分が蒸発し、除去されます
4)供給工程 回転刃が生み出す遠心力によりスクリューにフィルムが押し付けられてより多くの材料を供給することができます。

カッターコンパクターの3D動画

カッターコンパクターが大量生産できる理由が7分でわかる動画

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ベント

再生ペレットにガスが入っている状態を発泡といいます。発泡した再生樹脂は品質が悪いとされ、販売単価が落ちます。発泡の原因である押出機(ルーダー)内のガスを抜くためにベントを設置します。このベントにより、フィルムに残留していた水分やインクから発生するガスなどを脱気することができます。ガスの発生が多いスクラップ(印刷インクの量が多いフィルムなど)をリサイクルする場合は、POLYSTARはベントを2つにするツーベントを標準仕様として脱気効果を上げています。

スクリーンフィルター

POLYSTARの標準では、連続生産が可能になる2段式スクリーンを採用しています。
これは、円柱状のスクリーンが2つついており、片方のスクリーンを交換している間、残りのスクリーンに溶けた樹脂が流れるので、ダンゴが発生しません。生産ロスが少なく、歩留まりが上がる効果があります。
また、フィルター部は平面ではなく、筒状になっておりメッシュ部分の表面積を最大化する工夫となっています。表面積が大きければ、メッシュが詰まる間隔も長く、メッシュ交換の頻度が減り、省人化につながります。

POLYSTAR標準 デュアルピストン式 異物が多いスクラップの処理
FIMIC社製レーザーフィルター
>>詳しいページはこちら

異物が多い材料をリサイクルするご計画の方は、異物(コンタミ)除去を完全自動化したレーザーフィルターをご検討ください。異物交じりの低グレードスクラップから異物のない高付加価値の再生ペレットを製造できます。

高品質ペレットを製造したい 人件費コストを削減したい メンテナンスが気になる

連続式スクリーンチェンジャー

ペレタイザー

POLYSTARのルーダーの標準ではホットカットシステムを採用しています。
ダイフェイスカッターは、ダイの負荷に同期し、インバータ制御により回転速度が制御されています。また、精密なエアシリンダー式ピストンシステムにより、カッターの圧力を制御します。均一で品質の高い再生ペレットの生産を可能にしています。
ダイフェイスヘッドは、PE向け、PP向けなどプラスチックの種類毎の異なる特性に合わせて設計され、最適化が図られています。
ペレタイザーにおけるホットカットシステムはストランドシステムと異なり、人手がかからないシステムです。POLYSTARが技術革新を継続しているパーツでもあります。
一方で、ストランドタイプの利点もあります。ユーザーのご希望によりカスタマイズ致します。

ペレタイザー3D動画 POLYSTARペレタイザーの
最新技術の解説動画(4分)

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生産品(再生ペレット)

オプションの詳細解説

真空ポンプ

真空ポンプベントを2ベントにしても脱ガス効果を高めたいとき、真空ポンプを使用します。
真空ポンプでガスを強制的に吸い上げることで脱ガス効果が高まります。出来上がった
再生ペレットの品質を高めます。

脱気効果を高めるフィルター配置

ベントとは通常の場合フィルターの配置はベントの後、ダイス付近の前になります。
しかしながら、POLYSTARはオプションでこのフィルターの配置をベント(脱気のための穴)の前にすることで、脱ガス効果を更に高めることができます。再生ペレットの発泡をなくし、
付加価値を高めます。

金属探知機

金属探知機スクラップは様々な発生源があります。そのため、カッターの刃、粉砕機の破片、ネジ、釘、ボルト、アルミ部品などなど。これらの金属がカッターコンパクターの中に入ると刃にダメージを与え、更にルーダーのスクリューでバレルの中に入っていきますと、内部を傷つけ、やはりダメージを与えることになります。ドイツ製の高感度な金属探知機を設置することで、金属片によるルーダー内部へのダメージを防ぎます。

二段式押出機(2段式ルーダー)

二段式押出機更なる脱ガス効果を高めるには、押出機(ルーダー)を2台使用する2段式をお勧めします。
ガスは、ワンベントよりも2ベントのほうが抜けます。また、真空ポンプを使用してもガスが抜ききらない場合、POLYSTARは二段式押出機(ルーダー)を提案しています。
1段目の押出機(ルーダー)に2ベント+真空ポンプ+脱ガスフィルター配置を実施しますが、1段目から2段目に溶融した樹脂が落ちるときに、空気に触れてガスが大量に抜けます。
更に、落ちる樹脂を多数のストランド状にすることで空気との接触面積が増え、ガスを更に大量に抜くことができます。

二段式押出機 Repro-Print 二段式押出機 動画

定量供給機

定量供給機再生ペレットに着色して黒に染めたり、他の色にする場合に使用します。マスターバッチを定量でカッタコンパクター内に供給して、材料に着色することができます。
また、添加剤などもペレット形状であればこの定量供給機から供給されますので、再生ペレットの改質などを行う場合に使用します。

さあ、仕様を決めてPOLYSTARに見積り依頼してみましょう

モーター

モーターPOLYSTAR標準タイプは信頼性の高いドイツSIEMENS製のモーターを採用しています。
カスタマイズとしては省エネタイプや生産量アップのために大容量のモーターにすることも可能です。
POLYSTAR製押出機の平均消費電力は0.28~0.33kW/kgで、この数値はヨーロッパ製品とほぼ同等です。低い電力コストで生産が可能です。

スクリュー

POLYSTARのユニバーサル設計のスクリューはHDPE,LDPE,LLDPE,ABS,PSほかに幅広く対応します。
アルミニウムクロムモリブデン鋼(SACM645)を使用しており、基材料は日本製です。SACM645を窒化処理しています。SACM645を窒化処理させものは耐摩耗性にきわめて優れており、耐食性にも優れます。 SACM645を窒化処理してあるものはすでに強い耐摩耗性を備えているため、メッキ加工はしませんが、オプションでメッキ加工することもできます。
材料の混錬をより強くしたい場合はダルメージを設けることで練りをよくすることもできます。

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バレル(シリンダー)

スクリーンフィルターアルミニウムクロムモリブデン鋼(SACM645)を使用しており、POLYSTARの基材料は日本製です。SACM645を窒化処理しています。
このバレルにガス抜きのためのベントを中央部に、スクリーン(フィルター)をホッパー側に設置します。脱ガス性能をより高くしたい場合は、スクリーンで異物除去を先にしてからベントで脱ガスすることで脱ガス効果が高くなります。(POLYSTARオプション)

ベント

POLYSTARではベントはワンベントかツーベントを選択することができます。脱ガス効率を上げる必要がある場合はツーベント(POLYSTAR標準)をお選びください。更に、真空ポンプで脱ガス効率を上げることも可能です。

ベント 真空ポンプ
ベント 真空ポンプ

スクリーン(フィルター)

スクリーンチェンジャー

スクリーンとは、樹脂の中に混入している異物がペレットに混入しないように金属製の網でろ過し、異物を除去する役割をします。
リサイクル材料に混ざっている異物は網に引っ掛かりますが、網の全面に異物が

付着すると樹脂が流れなくなります。
このため、網が詰まる前に網を交換する必要があります。異物が多い場合は網を頻繁に交換しなくてはなりません。網の交換時には樹脂が流れ出てしまい、生産ロスが出ます。
POLYSTARのフィルターは網の面積を最大限にするために円柱状に網を巻く構造となっています。また、2段式のフィルターにより交換時の生産ロスがでないのも大きな特徴です。
POLYSTARの押出機ではデュアルピストンタイプのスクリーンに加えて、スライドタイプも選ぶことが可能です。

FIMICスクリーン(フィルター)

異物が特に多い(含有率5%くらいまで)スクラップを再生加工するときには、イタリア製の特殊なフィルターを使用します。全自動かつ、連続式で異物を除去します。

異物が特に多い場合に使用するレーザーフィルター レーザーフィルター動画

  >>更に詳しい解説はこちらのページに

ダイスバレルの中を通り溶融された樹脂は、ダイスの穴から出てきます。
出口では回転刃が回って樹脂をカットし、ペレットとなります。
樹脂に適したダイスを選定することで、生産時のトラブルを減らすことができます。PEとPPではダイスの設計が異なります。
POLYSTARはどのような樹脂を主に加工するのか、ご相談いただいて適切なダイスを選定します。

ペレタイザー

POLYSTARでは次の2つの方式から選べます。

1)ストランドタイプ
ダイスからストランドを出し、水槽で冷却したものをペレタイザーでカットします。ストランドは異物や異樹脂があると切れてしまうため、安定した材料でないとストランドで生産はできません。逆を言えば、ストランドで生産できている再生ペレットはある程度の品質は担保されているとも考えられます。

メリット:ストランドカットで生産されたペレットは異物が少なかったり、バラつきが少ないという信頼を得やすい。

デメリット異物が多い、物性にバラつきがあるスクラップの加工には非効率で不向き。生産ロスも多い。広いスペースを要する。
2)ホットカットタイプ
ペレタイザーの回転刃ダイスの表面をカッターが回転してカットをしてペレタイズします。多少異物や異樹脂が入っていてもペレット加工することができます。ストランドのように切れた後に人手がかかることもなく、省力化となります。
POLYSTARのホットカットの特徴は、エアシリンダーでカッターの圧力を均一化し、ペレット加工を安定化させトラブルを減らします。また、シリンダー内の樹脂圧を測定して、カッターの回転数を自動制御し、 ペレットのサイズを均質化させるこ とができます。

メリット多少のバラつきがあるスクラップの加工が容易。人手がかからないので省力化になる。スペースも少なくて済む。

デメリット回転刃のメンテナンスや交換でコストがかかる。

ギアボックス

ギアボックス  POLYSTARは台湾 でNO1のギアボックスメーカーSUN LUNG GEAR社製のギアボックスを採用しています。

ホッパー

ホッパーホッパーはスクリューに粉砕品を供給するために設置されます。粉砕品が落ちていかなくなるブリッジを防止する回転ブレードや、粉砕品を押し込むための押し込み装置もついています。
粉砕品がホッパーにどのくらいあるかを確認するセンサーもついており、ベルトコンベアと連動して供給を自動制御します。

ヒーターバンド

ヒーターバンドヒーターバンドはシリンダーを熱するために、円形のシリンダーに巻き付けるタイプのヒーターです。通常、稼働前に約1時間ほど電気で加熱をして、温度を上げてから加工を開始します。
シリンダー(バレル)を6つのゾーンに分けて温度をそれぞれ設定します。樹脂などにより設定温度の条件を変えて生産量や品質をコントロールします。
より多くの熱量を与える場合にはセラミックヒーターを使用する場合もあります。

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