ラグビーワールドカップ2019 エコ社長 ブログ

ラグビーワールドカップ2019日本大会が盛り上がっています。
日本は決勝トーナメントで南アフリカに敗れはしましたが、素晴らしい戦いを見せてくれました。

その感動とは別にラグビーワールドカップを通じて、仕事というか、チームや会社運営において大事なことと思われることに気付いたので以下に書いておきます。

小さな違いだけど大きな差になること。
オーストラリアとイングランドの勝敗を分けた根本の原因を自分なりに都合よく解釈しました(笑)
イングランド対オーストラリア線は注目のカードのひとつだった。テレビの画面から観ていて、イングランドとオーストラリアのヘッドコーチのある部分に目が止まった。

オーストラリアのヘッドコーチはマイケル・チェイカ。
彼はジャケットにワイシャツ、ネクタイの服装だったが、ワイシャツの第一ボタンを開け、ネクタイはユルユルであった。↓

一方、イングランドのエディ・ジョーンズはちきんとプレスされたワイシャツの第一ボタンをしっかりかけ、ネクタイも緩めていなかった。↓

結果は、イングランドが40-16で完勝した。

このワイシャツの第一ボタンを閉めるか閉めないかが、実は勝負の大きな分かれ目であったのだと思っている。
非常に小さな差とも思えるし、たまたまイングランドが勝っただけで、後から理由を付け足したと言われても仕方ないとは思うが、あえて言いたい。
この両ヘッドコーチの服装の小さな差、ボタンを閉めるか閉めないか、ネクタイを緩めるか緩めないかが、ラグビーの勝負の大きな分かれ目であると。

前回のワールドカップでイングランドは最悪のパフォーマンスであった。イングランドは13-33でオーストラリアに敗戦した。
グループも3位となり予選敗退。自国開催にも関わらず決勝トーナメント進出を逃すという、ラグビー発祥の国として面目丸つぶれの結果となっていた。

その後、イングランドは日本を大きく強化することに手腕を発揮したエディジョーンズをヘッドコーチに招いた。ご存知の通り、エディは2012年から日本代表を指揮し、2015年大会でアメリカやサモアを破った上に南アフリカに大金星をあげ、「ブライトンの奇跡」「世界最大の番狂わせ」と世界中のラグビーファンを驚かせた。
そして、彼はイングランドでもまた結果を出しつつあるのである。

日本代表の強化に成功し、イングランドの立て直しを果たした
エディジョーンズが重視することの一つに「規律」がある。

以下はエディジョーンズの講演会の記録から引用。

「規律」とはルールを守ることです。ルールは非常に重要であり、守ることを徹底しなければなりません。代表チームには数少ないルールがありました。「時間厳守」と「服装・身だしなみを整える」ことです。

ルールは違反者を罰するためのものではありません。必要があるから、パフォーマンスが上がるから、ルールにしているのです。
勝つチームを作るために必要なルールだから、全員がルールを理解し、守らなくてはなりません。

オーストラリアのHCマイケル・チェイカの第一ボタンが開いたワイシャツと緩んだネクタイ、よれたジャケットを見たときに、「彼はラグビーの指導の中でも、どこか緩みやいい加減な部分があるに違いない」と感じた。

マイケル・チェイカHCにしてみれば、私のような日本でさえラグビーで成功していないプレイヤーに言われたくないであろうが、敢えて言いたい。

オーストラリアはヘッドコーチがワイシャツのボタンを開けていたために、前回の大会では準優勝したが、今大会は決勝トーナメント初戦で姿を消すことになったと。

ラグビーワールドカップのような世界トップ中のトップ達の戦いのかなでも、「結果を出すために必要なこと」は変わらないということではないだろうか。

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村井健児

株式会社ファー・イースト・ネットワーク 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業、三菱銀行(現三菱UFJ)にて法人融資、株式会社宣伝会議にて環境雑誌に関わる業務を経て、2002年からプラスチックリサイクル業界で経験を積む。
2006年株式会社ファー・イースト・ネットワーク創業。プラスチックフクラップ売買、再生樹脂ペレット売買、リサイクル用機械・プラントの輸入販売を行う。

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