美しい地球を子供たちに

スクラップ、再生樹脂ペレット、リサイクル機械についての課題を解決するプロフェッショナルです

2024環境展・地球温暖化防止展 5/22~24 東京ビッグサイトに出展します

ドイツに勝利 その隠れた要因とは 2022サッカーワールドカップ 日本代表

2022年ワールドカップの予選第一戦目のドイツ戦、日本代表は見事に2-1でドイツを破り勝ち点3を得ました。

大変な快挙に日本中が沸いていますね。

私は約40年前に中学校でサッカー部に所属していました。

その頃と言えば、マラドーナ(アルゼンチン)やジーコ(ブラジル)、ドイツ代表ではベッケンバウアーなどが輝かしく活躍していた時代でした。

一方でその頃の日本は、、、というとワールドカップ出場など夢のまた夢。

欧州で活躍する選手も奥寺選手がたった一人ベルダーブレーメンでプレーしていただけでした。

そんな頃ですので強豪国に勝つなんてとても想像できないことでした。

しかし、約30年ほど前にJリーグが発足してからは、サッカーは進化を始めました。

選手や監督など個人個人の長く厳しいトレーニングがあったことは想像に難くありません。

しかしその根底には、当時の川渕チェアマンが導入したドイツの地域クラブのシステム、育成システムなど、他のスポーツよりも体系だったシステムを取り入れたことが大きな飛躍の根底にあると思っています。

私の二人の子供は小学生の頃からサッカーをしていましたが、街の代表→区の代表→市の代表→県の代表という育成システムのち密さに驚いたのを覚えています。(次男は市選抜までいきました)

因みに、日本代表で活躍している久保建英選手は次男と同学年で近所で有名な選手でした。私は彼を見ていませんが、家内によると圧倒的に別次元で上手かったそうです。

このように、日本代表の成長の根底では育成システムがよく機能していることもありますが、育成システムの更に根底にある日本の文化というかメンタリティが地味~に効いている!と主張することがこのブログ記事の大きな目的です。

そのメンタリティとはなんでしょうか。

個人的な意見ですが、それは「掃除力」です。

日本の中にだけいると、だらしない人や部屋の汚い人が目につくことがあります。

なのであまり気付かないのですが、日本の掃除力は世界のレベルで言いますとかなり高い国民であると言えます。それは諸外国に行ったときに理解することができます。

そして私は勉強、仕事をはじめとしてスポーツのパフォーマンス発揮と「掃除力」は密接な関係を持っていると信じています。

甲子園の強豪チームで部室が汚いチームはありません。大きく発展しているチェーンレストラン(例えばマクドナルドやスターバックス)で店舗が汚い店はありません。
清潔にしていれば必ず成長できるとはいいませんが、乱れた状態では成長はあり得ません。
仮に乱れている会社やチームが強くなっても、強い状態を長期間持続することは難しいです。

その証拠に、「この焼き鳥屋汚いけど味はうまいんだよ」という店がたまにあります。確かに美味しいのですが、その店が2号店を出せることはほとんどありません。不潔、または整理されていない店や会社、スポーツチームは大きく持続的な発展はできないのです。

「掃除力」が高いということは大きな成長をする上で必要な資質と言ってよいと思います。

ただ、再度言いますが掃除をしたら必ず成功すると言っているわけではないこともご理解ください。あくまで必要条件だという話です。(為念)

話をサッカー日本代表に戻しますと、この写真はFIFAの公式twitterで有名になりました。

おそらく選手が掃除したのではなくスタッフだと思いますが、ここまで綺麗にするのは世界的に見て「普通ではない」レベルかと思います。

選手のみならず、日本代表のサポーターがスタンドのゴミ拾いをするのも有名になっているようです。これまた世界的にみて「普通ではない」レベルの行動と言えます。

ロシアワールドカップにて

掃除力が高い国で育った選手、掃除力が高い日本代表でプレーする選手と、そのサポーターが30年の時を超えてようやく、昔は勝つことなど考えることもできなかったチームに勝利するという奇跡(いや、必然?)を起こしたのだと思います。

最後に、掃除に並々ならぬ注意を払って奇跡的とも言えるパフォーマンスを発揮するアスリートをもう一人ご紹介します。

皆さんご存じのこの方です。

彼は、ゴミ拾いを「運を拾う」として積極的(試合中も)にゴミ拾いをしています。

大谷翔平のゴミ拾いに関しての記事はこちらです。

話は突然地球環境の問題に移りますが、地球環境問題はつまるところ地球上のお掃除とゴミ拾いです。

「自分が汚したものは綺麗にする」「使ったものは片付ける」「汚れていたら綺麗にする」を人類が高いレベルで出来るようになれば解決していくと思います。

逆を言えば、人類全体の掃除力を上げていくことで、地球環境問題も解決していくと信じています。

まずは、身の回りの「運」や「ツキ」から拾うことにしてみてはいかがでしょうか。

村井健児

株式会社ファー・イースト・ネットワーク 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業、三菱銀行(現三菱UFJ)にて法人融資、株式会社宣伝会議にて環境雑誌に関わる業務を経て、2002年からプラスチックリサイクル業界で経験を積む。
2006年株式会社ファー・イースト・ネットワーク創業。プラスチックフクラップ売買、再生樹脂ペレット売買、リサイクル用機械・プラントの輸入販売を行う。

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