サッカー日本代表がついにドイツを２－１で撃破しました。
試合後の日本代表のロッカールームが綺麗に掃除されていることがFIFAのtwitterで広がり、驚きの声が上がっているようです。
また、日本代表サポーターの皆さんもスタンドのゴミ拾いをして各国メディアの注目を集めていると報道されています。
賞賛する声も多くある一方で、その中には批判的な意見もあるようです。
「パフォーマンスだ」
「現地の清掃員の仕事を奪っている」
「自己満足」
などなど。
この声を聴いて思うのは、ボランティアを批判する人が言うこととほとんど同じだと気付きました。
私個人の立場を最初に明確にしておきますと、ゴミ拾いは大賛成派です。
「パフォーマンス」であろうが、「人の仕事を奪って」いようが、「自己満足」でろうが賛成です。
各批判に対しての私の意見は以下です。
「パフォーマンスだ」
→ パフォーマンスにイライラしているのは批判している方のように見えます。彼らの深い真相心理では自分が目立ちたいという人のように見えます。
パフォーマンスであっても、綺麗になるならないより掃除したほうがいいでしょう。誰か損する人いますでしょうか？
「現地の清掃員の仕事を奪っている」
→ 日本とは社会システムや価値観が違うことを理解するべきだ、などと発言しているようですが、やはり自分がそういったことを理解している賢人であることをアピールしたがっているようにお見受けします。
「日本のサポーターがゴミ拾ったからお前らに給料出さない」ということになりますでしょうか？
とてもなるとは思えません。
「自己満足」
→ 掃除して環境を綺麗にして自己満足している人の何が悪いのでしょうか。批判する人も趣味くらいあると思いますが、趣味なんて元々は自己満足です。
普段の自分の家の掃除だって、「綺麗になった」と自己満足したいから掃除しているのです。
人生で最後に「良い人生だった」と自己満足で終わる人を責めることもできないと思います。
掃除して自己満足している人がいて、誰か被害を被るでしょうか？
どうしても自分が目立ちたい、脚光を浴びたい、自分が知識を持っていることを知らしめたい人は黙っていることができないのでしょう。
もう一方で、ボランティアをする側も注意が必要だと思います。
私も寄付やボランティアを出来る限りするようにしています。
しかし、人から「偉いですね」「さすがですね」とか、手を差し伸べた人から「ありがとう」と言われることを目的としてはいけないと考えています。
ボランティアでは「人を助けてあげる」ではなく、「手助けをさせていただく」という気持ちが大事ではないかと考えています。
寄付した団体から、お礼状や感謝状などもなるべく辞退したいところです。
「させていただいている」のですからお礼を言われる筋合いはありません。
人助けをするときは、「その人にわからないようにする」というのが恰好いいですね。
とは言え！
やはり寄付したお子さんから「やりがいができました」「ありがとうございます」「寄付していただいたお金で卓球を始めて入賞しました」と言われて気持ちが悪いはずはありません。
「お礼は不要です」なんて言っておきながら、本当に一言もないと「何にもないなあ」などという思いが一瞬よぎってしまうのも人情だと思うのです。（私がそうです、、、）
こればかりは人間的に成長するしかないですね。（精進します、、、）
ボランティアというのは活動する側の気持ちの持ち方がとても難しい活動であると思います。
しかしながら！
「ありがとうと言われたい」「偉いですねと言われたい」という気持ちを全面に強く出してボランティアしてはいけないのかというと、「やらないよりやった方が絶対いい！」と思います。
アピールのためだったとしても、「やってみて初めて見えてくることもある」と思う訳です。
動機は「自分の自己満足のため」でもなんでもいいので、まずは人を助けること、人が喜んでくれることをするために行動できる自分になることが大事なのではないかと思う次第です。
だから！
ボランティアをしている人には温かく拍手、賞賛、応援を送りたいと思っています。（自分はやられると照れくさくてイヤなのですが）
ゴミ拾いを批判する人に対しての個人的な見解でした。
