OPPフィルムとは?
OPPはOriented Polypropyleneの略で、二軸延伸ポリプロピレンとも呼ばれています。
このポリプロピレンフィルムは、横方向と縦方向、つまり二軸に引き伸ばされて製造されたフィルムです。
OPPフィルムは様々な特徴を生かしてテープ、ラベル、包装など多くの用途に使用されています。
OPPフィルムの主な特徴
- 無臭、無味、無毒です
- 高い引張強度を有しています
- 防湿性に優れています
- 透明度が高く光沢があります
- リサイクル可能です
OPPフィルムはリサイクルできる?
OPPフィルムは、他の種類のPPフィルムと同様にリサイクル可能です。
しかし、広く大量に使われているにもかかわらず、最もリサイクルされていないプラスチックといえます。
プラスチックフィルム製品を製造しているメーカーは、OPPフィルムの端材は単なる廃棄物であると誤解していることがよくあります。
しかし、OPPのテープ、ラベル、ラッピングフィルムなど様々なプラスチック素材は、リサイクルすることができるのです。
(OPPプラスチックフィルムリサイクルシステム Repro-Flex)
OPPフィルムのリサイクルの成功事例
台湾の大手OPPプラスチックフィルムメーカー、ヒコ・テクノロジー社は2018年にOPPフィルム製造工場にPOLYSTAR社のRepro-Flex 65リサイクル機を導入しました。
その結果、生産工程で発生したプラスチック廃棄物を処理し、再原料化する恒久的なソリューションが手に入ったことに非常に満足しているそうです。
Repro-Flex65を導入する前は、製造工程で発生するプラスチック廃棄物をすべて回収し、所定の場所に保管しなければなりませんでした。
リサイクル業者に引き取ってもらうまで、保管場所の確保に苦労していました。POLYSTARのプラスチックリサイクル機のおかげで、自社工場内で廃棄物をリサイクルすることができ、スペースとコストを大幅に削減することができました。
と、ヒコ・テクノロジー社のセールスマネージャーは語っています。
まとめ
プラスチック産業廃棄物の処理に関しては、ほとんどのOPPプラスチックフィルムメーカーが共通して、「適切な処理方法がわからない」という問題を抱えています。
POLYSTARは多くのプラスチックフィルムメーカーが自社内でリサイクルを行うための支援を行ってきました。
POLYSTARのリサイクル機器はユーザーフレンドリーで、熟練作業者を必要としない設計なので、容易にリサイクルを開始することができます。