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スクラップ、再生樹脂ペレット、リサイクル機械についての課題を解決するプロフェッショナルです

2024環境展・地球温暖化防止展 5/22~24 東京ビッグサイトに出展します

プラスチックのリサイクルに最適なペレタイザーはどれですか?

プラスチックのリサイクルには様々なペレタイザーが使用されています。
最適なプラスチックリサイクル機を選ぶことは、材料と最終製品のために最も重要です。では、どのペレタイジングシステムが最適なのでしょうか?

参考記事:3つのペレタイズ方式について解説

ホットカット式ペレタイジングシステム

PP/PE用水冷式プラスチックペレタイザー

PP/PE用水中ホットカットプラスチックペレタイザー

ホットカット式ペレタイジングシステムは、リサイクル押出機から送られてきたプラスチック溶融物を、ダイヘッドの表面に取り付けられた回転刃で直接切断するシステムです。

丸い形状のプラスチックペレットが製造され、すぐに水で冷却され、振動台で水と分離され、最後に乾燥機を通ります。

ストランド式ペレタイジングシステム

(ストランド型プラスチックペレタイザー)

(ストランド型プラスチックペレタイザー)

伸びやすい樹脂の場合、ホットカットの刃で切りきれず、つながってしまうことがあります。また、異物があってもペレットができてしまうという問題もあります。

そこで使われるもう一つの方法が、ストランド式というものです。

ストランド式ペレタイザーは、プラスチック溶融物をまず水槽に通し、冷却して固化させます。その後、エアナイフでペレット化し、同時にペレットの表面から水分を除去します。

プラスチック原料廃棄物の再処理に適したペレタイジングシステム

ホットカット式ペレタイジングは、ストランド式ペレタイジングに比べ、主に3つの利点があります。

  1. 操作が簡単 – 機械の立ち上げが早く、オペレーターの介入も少なくて済む
  2. 安定した生産 – ストランド破断の危険性がなく、連続運転が可能
  3. メンテナンスが簡単 – ペレタイジングナイフの交換が容易で、コストも安い

上記の理由から、ホットカット式ペレタイジングシステムはPEやPPのリサイクルで最も人気のある選択となっています。
ポストインダストリアルやポストコンシュマーのフィルム、ラフィア、リグラインドを処理する場合、ホットカット式ペレタイジングシステムは間違いなく、最も効率的なプラスチックリサイクルシステムです。

ストランド式ペレタイジングシステムは異物の混入が多いと、ストランドが切れてしまって生産性が非常に低いものとなります。生産者側からすると大きなデメリットです。

しかしペレットを購入する側からすると「ストランド式ペレタイジングシステムで作った再生ペレットは、異物の混入が少ないだろう」という推測が成り立つため、ストランド式ペレタイジングシステムで作ったペレットが好まれるという側面もあります。

どちらも一長一短であるため、状況に応じて適切に選択することが必要なのです。

当社ファー・イースト・ネットワークでは、プラスチックリサイクルビジネスの成功のためのコンサルも行っておりますので、機材の選定も含めご相談いただければ幸いです。

ホットカットとストランドの違いについて詳しくは、以下の記事をご覧ください。
押出機 ホットカットペレタイザーとストランドカット【メリットとデメリット】【動画あり】 | 株式会社ファー・イースト・ネットワーク

Jack Lin

Jack Lin(ジャック・リン)

POLYSTAR 中南米地域セールスマネージャー
10年以上にわたり世界各国のPOLYSTARユーザーを訪問。ユーザーとのコミュニケーションを楽しむことを通じて、生の意見を収集、製品改良や改善に役立てています。
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