スクリーンチェンジャーとは
スクリーンチェンジャーはプラスチックスクラップを溶かしてから金網でろ過して異物を除去する装置のことです。これにより製品となるペレットには異物が混ざらず、成型加工をするエンドユーザーが安心して使用出来る原料を供給することができるのです。
スクリーンチェンジャーについて動画で解説(5分)
スクリーンチェンジャーの構造
「蜂の巣」(ブレーカープレート)と呼ばれる多数の穴がある鉄板に金網を当てます。ルーダーの中を流れてきた樹脂は、この金網を通過してその先に向かいます。
しかし、そこに異物があった場合、金網を通過できずに金網に引っかかり、その先に通過してしまうことを防ぎます。
その後、異物がどんどんと網(メッシュ)に引っかかりますと、そのうちに目詰まりをおこして、樹脂が通過できなくなります。
すると、堰き止められた樹脂が逆流してベント口からドロドロと流れ出してしまいます。(ベントアップといいます)
作業者は、こうなる前に網を交換しなくてはなりません。
↓スクリーンチェンジャーの交換作業の様子は以下の動画からご覧いただけます
ここでは、POLYSTARの標準装備となっているデュアルピストンスクリーンチェンジャーを3D動画でご紹介します。イメージでお分かりいただけると思います。
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異物の少ないスクラップなら、交換はほとんどありません。
しかし、一度市場に出回ったスクラップなど(ポストコンシューマーのスクラップ)は、10分に一回交換しなくてはならないくらい汚れているものもあります。
当然、金網の交換は製造コスト増大になりますし、交換にも5-10分を要しますから、ゴミが多すぎるスクラップを加工するのは経済的に合わないことが多いです。
参考記事連続式スクリーンチェンジャーについて、更に詳しい情報については、お気軽に以下のお問い合せフォームまたはお電話でからご連絡ください。
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