スクリーンチェンジャー比較 【4つのタイプを比較解説】

スクリーンチェンジャーの4種類のタイプ

1)古典的なプレートタイプ
2)デュアルピストンスクリーンチェンジャー
3)バックフラッシュシステム(異物が少し混ざっているとき 0.3%以下)
4)レーザーフィルター(異物が多いスクラップを加工するとき 5%以下)

スクリーンチェンジャーQ&A

プレートタイプ

どんな材料にプレートタイプは合っていますか?

あまり交換作業が必要ない、バージン原料や工業行端材のスクラップの加工には適しています。

交換のタイミングはどのようにわかりますか?

通常はスクリーンチェンジャーの前の圧力計の値を見て判断します。あるいは、圧力が一定の値に達したときにアラームは発するように設定しておけば監視の労力が軽減できます。

デュアルピストンタイプ

プレートタイプと何が違うのですか?

形状で言えば、プレートタイプは網を平面に取り付けるのに対して、デュアルピストンタイプは円柱に網を巻き付ける形になります。

交換作業は大変ではないですか?

こちらが交換作業の様子の動画です。慣れればすぐに終わります。ただ、円柱状なので最後に針金で止める必要があります。正直、これは面倒くさいです。

では、プレートタイプのほうがいいのではないでしょうか?

一概にそうとも言えません。プレートタイプよりも樹脂ダンゴの発生量が少ないのが特徴です。またストランドタイプの場合ですと、プレートタイプは網替え1回1回ストランドが切れてしまいますが、デュアルピストンタイプは切れません。これは大きな差です。

バックフラッシュタイプ

異物をどのように自動排出するのですか?

網の表面に溜まった異物を、網の裏から樹脂を逆に流して除去するというシステムです。日本語では「逆洗浄」などと言います。

手間が省けて良さそうですが、デメリットはありますか?

異物が少ない樹脂であれば、手間がかからず、異物が自動排出されていいのですが、異物が多いときが問題です。
網の表面が頻繁に詰まりますので、しょっちゅう樹脂を逆から流して外に排出します。きれいな樹脂で流しますから、ロスが大きくなることが欠点です。

レーザーフィルター

週に一回の交換で良いとのことですが、交換作業はどのくらいかかりますか?

1名または2名で30分です。慣れれば1名で15~20分です。

金網のスクリーンとレーザーフィルターはどう違いますか?

参考記事:レーザーフィルターの仕組み解説

レーザーフィルターを導入してメリットがある方

  1. 異物の割合が5%くらいまでのプラスチックのスクラップを捨てている場合
  2. 既に異物の多いプラスチックを再生ペレットに加工しているが、従来方式で手動で交換している場合
  3. フィルター交換に関わる人件費を削減したい場合
  4. 再生ペレット加工のビジネスにおいて利益率を高めたい場合
  5. 他社ができないスクラップを再生加工することで強みとなる事業を作りたい場合
  6. 細かいスクリーンを使用して、より高付加価値な再生ペレットを作ることで利益率を上げたい場合

レーザーフィルターのメンテナンスコスト(消耗品コスト)

レーザーフィルターについての詳細情報はこちらから

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