市場回収の低グレードスクラップから再生ペレット
最強コンビ:POLYSTAR押出機+FIMICレーザーフィルター
市場回収のスクラップを再生加工する際、最も大きな問題は人件費をかけずに、いかに自動で異物を除去するかということになります。
<市場回収のスクラップ>
PETボトルやシャンプーボトル
お弁当箱
家電リサイクル由来(WEEE)
自動車リサイクル部品
容器リサイクルのスクラップ
ほか
上記の市場回収由来のスクラップに貼られた紙ラベルや異物を取り除くことが、再生加工の重要なポイントのひとつです。
しかしながら、ほとんどの解決策は投資コストも高く、それに付随したメンテナンスコストも高いものになっています。
スペアパーツの価格も高く、消耗品費が重くオペレーションコストとしてのしかかります。それは、投資回収期間も遅くすることに繋がります。
POLYSTARの押出機とFIMICレーザーフィルターの組み合わせは、リサイクル業者に大きなメリットをもたらしています。
FIMICフィルターは完全自動化を実現したうえで、メンテンナンスコストが非常に安いというメリットがあります。
つまり、これは高い利益率を実現するお手伝いができるということを意味します。納期も早く、投資回収期間も早いため、早く機械稼働をさせたいリサイクル業者には適しています。
POLYSTAR押出機とFIMICレーザーフィルターの組み合わせは2016年からスタートしました。アメリカ、スウェーデン、イギリス、オーストラリア、トルコ、コロンビア、ポルトガル、ロシア、ガーナ、ラトビアなどで実績を積み、現在日本とカナダでプロジェクトが進行しています。
FIMICのメリット
FIMICレーザーフィルターは、スクリーンフィルターの表面をスクレーパーと呼ばれるブレードが回転して異物を連続的に除去します。表面の異物が完全自動で除去されるので、スクリーンフィルターの交換の作業が全く必要ありません。
<メリット>
- 連続的に除去が可能
- 完全自動で除去が可能
- フィルター作業の無人化が実現
特に廃棄物由来のスクラップや、市場回収した材料など、異物が多い材料には大きな力を発揮します。他のフィルーターは交換に1.5時間~2時間を要しますが、FIMICレーザーフィルターのスクリーンの交換には30分で十分です。
世界一安いメンテナンスコスト
FIMICレーザーフィルターはスクリーンを守るために事前にもう一枚のスクリーンを付けるなどの必要がありません。それは、スクレーパーと呼ばれるブレードの回転により、すぐに異物を表面から回収するためです。
FIMICレーザーフィルターは必要なときのみ異物を排出するので、他のシステムのようにダンゴの発生も少なくて済みます。
FIMICレーザーフィルターのコストも他のヨーロッパ製のフィルターに比べて圧倒的に安い価格で提供しています。(東南アジアよりも安く提供しています)
↓POLYSTARとFIMICの組み合わせでの設置事例の動画です
POLYSTAR165mm二段式押出機 +FIMICレーザーフィルター |
POLYSTAR165mm二段式押出機 +FIMICレーザーフィルターその2 |
POLYSTAR120mm押出機 +FIMICレーザーフィルター |
POLYSTARのメリット
POLYSTARの押出機の設計はシンプルです。POLYSTARはリサイクル業者が安定して押出機を運転でき、停止時間を極力減らし、生産コストを下げることを最も大切にしています。
ユーザーフレンドリーな設計であるため、新しい機械が導入されたときのオペレーター研修は短い時間で済みます。作業者がメンテナンスのために使う時間も短くて済みます。
安いメンテンンスコスト
これはPOLYSTARのひとつの大きなメリットのひとつです。ヨーロッパ製の押出機に比べると消耗品コストが3分の1くらいの安さで済むのです。
PLYSTARはまた、主要部品は常にストックをしているため、素早い部品発送を行い、機械の停止期間を短くすることができます。たとえば、ギアボックスのような部品に関しても、他メーカーは3-6カ月を要するところ、7日以内に発送することができます。なるべく、国際的に入手可能な共通部品を使用することも心がけ、時には、ユーザーが希望するパーツも使用することができます。
少ないロス発生
リサイクル業者は時に色替えや材料替えをするときに、時間を要します。POLYSTARの機構は材料替えの時間を3割ほど少なくすることが可能になっています。したがって、他のメーカーに比べてその間の材料ロスが少なくて済むということになります。
POLYSTARの一段式押出機でも二段式押出機でもFIMICレーザーフィルターと接続することが可能です。生産量は500-1,000kg/hで対応が可能です。FIMICレーザーフィルターとPOLYSTARの二段式押出機の組み合わせは、脱ガス効果が抜群に良くなる組み合わせです。
POLYSTARとFIMICは、プロジェクトの準備段階から、顧客と共に互いに緊密に連携し、仕様を固めていきます。お互いの必要な情報を提供し、スムーズにパフォーマンスを発揮し、運転が滞りないように連携します。
各国の導入事例紹介
アメリカの導入事例
Mr.Irvinはアメリアのテネシーに拠点を置くリサイクル業者です。
2018年からPOLYSTAR+FIMICレーザーフィルターを稼働させて、約2年が経過しています。
主に、コーヒーやピーナッツの袋を再生加工しています。
「技術者がセットアップのために来てくれましたが、4日後にはもう稼働が開始されていました」
彼は2021年にはもう一台のラインを増設してビジネスを広げる予定です。
ロシアの導入事例
Mr.PavelはロシアのRostovのリサイクル業者です。
彼は最近2台目の二段式押出機を設備しました。生産能力は750kg/hです。
「POLYSTARもFIMICの組み合わせについて、両者とも経験豊富で、組み合わせが良いですね。すでにお互いの設備を良く知っているので、すべてスムーズに進みました。これは我々の工場のために非常に重要でした。」
彼は市場回収品のリサイクル工場の製造部長です。
「POLYSTARとFIMICは両社ともシンプルでメンテンスコストが安いことが特徴です。製造コストをコントロールできるし、マーケットのなかで優位でいることができます。」
スウェーデンの導入事例
3つ目のケースは、スウェーデンのリサイクル業者です。FIMICとPOLYSTARの組み合わせをリモートで実現しました。昨今の新コロナウイルスの影響で、エンジニアが海外に行けず、オンラインでインストールをすることになりました。
Mr.Peterは「これは通常ではあり得ないことですが、設置は成功しました。リモートインストールの成功とその準備に対して感謝しかありません。」
早い納期と安い消耗品コスト
安いメンテナンスコストと、簡単な設置そして稼働に加えて、もう一つのメリットは短納期です。
POLYSTARの500-600kg生産能力のラインは通常2~3か月で組みあがります。カスタマイズが入った場合でも4~5か月です。他の押出機メーカーでは6~12か月ということもざらです。
POLYSTAR押出機の詳細ページへ | FIMICレーザーフィルターの詳細ページへ |
![]() |
![]() |
メルトフィルター(FIMIC社)とPOLYSTAR押出機で容リの異物除去
POLYSTAR押出機とFIMICフィルターのコンビネーション
→ 市場回収スクラップのリサイクルを可能にします!
メルトフィルターは容器リサイクル法のプラスチックリサイクルに最適
容器リサイクル法で回収したプラスチックをリサイクルする工場にとって、無人かつ自動的に異物を除去するシステムは非常に重要なポイントになります。紙シール付きのスクラップや紙シール付きの弁当箱などの再生はフィルター交換の頻度が多すぎて問題でした。
これらの問題を解決しようとすると、非常に高いイニシャルコストを投下しなければならいばかりか、消耗品やスペアパーツも非常に高価で結果としてランニングコストが大きく膨らむことになってしまっておりました。
これが投資回収期間が長くなり、容リの指定工場にメリットがなくなる原因でもありました。
FIMICメルトフィルターとPOLYSTAR押出機は世界で稼働中
POLYSTAR押出機とFIMICレーザーフィルターを合体させてのコンビネーションは2016年から始まりました。合計で30セット近くが世界中で稼働しています。(POLYSTAR+FIMICのセット数)
<導入国>
アメリカ、スウェーデン、イギリス、オーストラリア、トルコ、コロンビア、ポルトガル、ロシア、ガーナ、ラトビア
<導入検討中>
日本、カナダ
POLYSTAR押出機とFIMICレーザーフィルターのコンビは2016年から稼働している
FIMICメルトフィルターのメリット
FIMICレーザーフィルターのメリットは大きなものになります。
なんと言ってもその堅牢性は他のフィルターの追随を許しません。他のヨーロッパ性フィルターに比べて金属などの混入にも強く、自動車で言えば泥道を走るオフロード車のようなイメージです。
そして、なんと言っても異物を150メッシュまでの細かさで「無人」かつ「自動的」に除去することができるのです。
そのフィルターの交換は1週間に一度、しかも30分で完了できるという信じられないメンテナンス性です。
そのフィルターやブレードの価格も中国製よりも安いという低価格戦略で、どこまでもユーザーのメリットを考慮しています。
メルトフィルターで少ない初期投資と、低いメンテナンスコストを実現するには?
FIMICレーザーフィルターがダメージをダイレクトに受けないためにスクリーンをひとつ配置するとよいです。FIMICレーザーフィルターは高価ですので、前段階で大きな異物は除去したほうが安全に長持ちします。
FIMICレーザーフィルターは、継続的に異物を排出する機構にはなっておりません。異物が溜まったときににのみ排出される方式となっています。これが歩留まりを大きく上げる効果を果たしています。
そして、ヨーロッパの他のフィルターメーカーに比べて、スペアパーツや消耗品の価格が圧倒的に安くなっています。FIMICは中国製よりも安い価格で消耗品をユーザーに提供しています。
メンテナンスコストが安いのはPOLYSTAR押出機を導入するメリットの一つです
POLYSTAR押出機のメリット
POLYSTAR押出機はそのスタイリッシュなデザインが特徴のひとつになっています。そのシンプルなデザインの機械は、機械の価格以上に力を発揮します。
操作性はシンプルになっており、操作の習得は短期間でできます。作業者の初期トレーニングや機械の運転指導などに要する時間が大きく減ります。
とにかく、消耗品費が安く、スクリーンフィルターの交換に人員を要することもなくなることに加えて、品質が大幅に向上するので、大きな利益を生むことが可能になります。とりわけスペアパーツコストは、ヨーロッパのメーカーに比べても2分の一から3分の一程度に低減することができます。
POLYSTARはあらゆるスペアパーツを常時十分な量で在庫しているため、顧客の機械が停止している期間を最短にします。
ギアボックスなどの重要なパーツでも7日以内に配送が可能です。これは、通常であれば3から6ヶ月を要することが殆どです。
POLYSTARはシーメンスやシュナイダーの電機部品を採用しています。日本製の電機部品を指定することも可能です。(オプションです)日本製にすれば、部品を国内で独自に、かつ即時に入手することができます。
POLYSTARはカッターコンパクターのサイズをカスタマイズすることが可能です。カッターコンパクターのサイズを小さめにすると、材料などの切り替えが早くでき、材料ロスが減ります。
逆に、生産量を上げたり、水濡れの材料などの影響を最小限に抑えたい場合には、カッターコンパクターのサイズを大きくします。(オプション)
ユーザーの要望に応じたカスタマイズもPOLYSTARの大きな魅力です。
FIMICフィルターは最低300kgの押出能力を必要とします。最大では1000kgまで対応が可能です。容器リサイクル法で回収されたプラスチックをリサイクルする大規模工場でも十分に活躍することができるサイズがあります。
メルトフィルターと押出機の接続は簡単です
POLYSTARとFIMICは押出機とフィルターの製造段階から十分な連携をとって製造を進めます。緊密な連携が顧客の要望に応えるカスタマイズを可能にします。
インストールとスタートアップの段階では、POLYSTARとFIMIC両社の技術者が同時に立ち会い、運転指導を協同で行います。
機械とスペアパーツの納期は迅速です
低いメンテナンスコスト、簡単なセットアップとオペレーションに加えて、もう一つのメリットは納期です。
POLYSTARの時間当たり500kg/hの押出機の納期は6~12ヶ月の納期が必要な他社に比べて4~5ヶ月納期が早くなっています。
記事がありません