乾式洗浄機(兼脱水機)ドイツWIPA社 タイプMD

乾式洗浄装置 MD(ドライクリーナー)

水を使わずに乾いた状態の材料を投入します。高速回転するブレードが、材料の表面についている汚れ、異物、紙シールなどを洗浄・分離します。

高速で回転するブレードの衝撃と遠心力が異物や汚れを金属メッシュの外に排出します。

水洗浄の前処理システムとして使用すると、洗浄に伴う排水処理負荷を軽減することができます。

処理プロセス

材料は機械の上端に供給されます。 交換可能なブレードが取り付けられた内部ローターは、高速で回転しながら材料を排出側に移動させます。

乾式洗浄機MDフロー図

機械に材料が投入された後、材料は高速回転により急激に加速されます。紙の繊維、砂、有機物、付着した水などの異物はスクリーンバスケットの金属メッシュの穴から押し出されます。処理を安定させるため、スクリーンバスケット(金属メッシュ)は継続的に自動洗浄されます。(以下に3D動画あります)

コンタミの種類と程度、および適用分野に応じて、さまざまなコンタミ排出システムを使用できます。

乾式洗浄機の効果

農ポリの場合のテスト動画は以下です。

乾式洗浄機 WiPa  タイプMDの特徴

  • 水を使わない効果的な乾式洗浄(ドライクリーニング)
  • 冷水または温水による効果的な洗浄
  • 水と、紙や有機物・砂などの異物の分離
  • スクリーンバスケットの外側と内側の継続的な自動クリーニング機能
  • 簡単に交換可能な12面のスクリーン
  • 交換可能なブレードを備えたドラムローター
  • メンテナンスを容易にする270度オープンするカバー
  • オープンさせる際の自動開閉機能
  • 洗浄後、水分を含んだ粉砕品の効果的な脱水・洗浄

 

水を使わないクリーニング: WIPAドライメカニカルクリーナー

WIPA社の乾式洗浄機MD 1台3役の優れもの

WiPa 乾式洗浄機MDは、実は3つの用途があるマルチプレーヤーです。

処理量は(素材によりことなりますが)、最小0.5t/hから最大10トン/hの大量処理も可能なラインアップを揃えております。

1.水分がない乾いた材料の洗浄(乾式洗浄)

この乾式洗浄はWIPAが最も得意とし、他社と差別化している機能です。
水分を含まない乾いた材料を投入すると、そのブレードの衝撃と遠心力により材料表面に付着している汚れや異物をメッシュの外に排出できます。
この処理を前処理として行うことで、汚れを事前に取り除き、後工程の洗浄不可、水処理負荷を軽くすることが可能になります。

<乾式洗浄の効果>
①80%の汚れを先にとることで、後段の洗浄負荷が軽くなる
②使用水量が少なくて済む。平均30%の使用する水量削減が可能です。
③使用水量が少ないことと、水質の汚れが軽減されるので排水処理負荷が軽くなります

2.水を使用した分離・洗浄・脱水

高速摩擦洗浄などを経て濡れた材料が入ってきます。この内部の高速回転しているブレードが材料表面の異物・汚れなどを分離して金属メッシュの外に排出し、分離されます。これは同時に洗浄されることも意味します。

3.洗浄された材料の脱水

水分を含んだ材料が内部に入り、ブレードの回転により水分が衝撃と遠心力でメッシュの外に出されて脱水されます。
脱水された材料の水分は30% → 5-20%程度に低減し、2台連結して使うと3-7%前後となります

水によるプラスチックの洗浄だけでなく、ドライクリーニング (乾式洗浄機)に使用できることはこの装置の大きな特徴となっています。さらにこの装置は、洗浄ラインの乾燥機(脱水機)として使用するなどの使い方もできます。

作業工程

材料はハウジングの上端に供給されます。 交換可能なブレードが取り付けられた内部ローターは、材料を排出側に移送します。

機械に入ると、材料は急速に加速され、紙の繊維、砂、有機物、付着した水などの異物をスクリーンバスケットの穴から押し出します。一貫した結果を確保するために、スクリーンバスケットは継続的に洗浄されます。

汚染の種類と程度、および適用分野に応じて、さまざまな異物排出システムを使用できます。

スクリーンバスケット

スクリーンバスケットの多角形形状により、材料が連続的に回転し、材料から異物を非常に効率よく分離します。WiPa MDに組み込まれているような角張ったスクリーンバスケットは、丸型のスクリーンバスケットに比べて高度な洗浄を提供します。エッジが多いほど摩擦が大きくなるため、クリーニング性能が向上します。

スクリーンとブレードのクリアランスで強い摩擦

WiPa MDシリーズの、新しいスクリーンのデザインにより、スクリーンの変更はこれまでになく簡単で費用対効果が高くなりました。

スクリーンは、シンプルで費用対効果の高い穴があいたパンチングメタルのスクリーンプレートで構成され、スケルトンにねじ込まれています。すべてのシートが同じ寸法であるため、簡単に入れ替えまたは交換できます。
保管スペースの削減およびスペアパーツのコストが削減されます。

スクリーンを交換するには、スクリーンをスケルトンに固定しているクランプエレメントを3 ~5本のネジで緩めるだけです(設置サイズによって異なります)。

必要な部分のみを交換できるので省コスト

マシンのフィードセクションのスクリーンプレートは、後部のプレートよりも集中的に使用されるため、摩耗が早くなります。

機械の前部と後部のスクリーンプレートの寸法が同じであるため、前部のスクリーンプレートと後部のスクリーンプレートを交換することができます。これにより、スクリーンプレートをより長く使用できるため、スペアパーツのコストを節約できます。

前後のスクリーンを交換してコスト削減

個別のスクリーンプレートにより、異なる穴径のプレートを使用することもできます。たとえば、マシンの後部よりも大きな穴径のプレートををフィードセクションに取り付けることができます。スクリーンプレートの厚さは2~12mmです。

プレートの穴径は、個々の材料に合わせてカスタマイズできます。標準的なスクリーンプレートの穴径のサイズは2~3mmです。ただし、他のサイズのスクリーンプレートを提供することもできます。たとえば、円錐形または角度のある穴形状、および繊維または大きなバッグの処理用の特別なスクリーンプレートがあります。

新しい革新的なスクリーン設計は、同等の設備よりも大幅に大きなろ過面を提供し、分離、洗浄、および乾燥の結果を大幅に改善します。

カバーが270°開くのでメンテナンスが容易

清掃とメンテナンスのために、WiPa MDにはマシンの上下に余裕のある設計のメンテナンス用蓋が装備されているため、ほぼ 270°開くことができます。MDのカバーは油圧で開くことができる折り畳み式のドアとして設計されています。

ローター

MDシリーズのローターには、交換可能なブレードが取り付けられています。これにより、素材と互換性のある最も多様な素材と形状の使用が可能になります。交換可能なブレードのさらなる利点は、ローター自体が単にキャリアとして機能するだけであり、したがって摩耗や損傷がほとんどないことです。

運転中、ローターの周速は約80m/sです。これは、材料が非常に高い遠心力を生み、材料に付着した異物がスクリーンプレートの穴から排出されて分離されることを意味します。

排出側では、ローターはインペラーとして設計されており、空気による排出と材料の前方への移送を可能にします。 したがって、輸送用ファンを追加する必要はありません。

モデル別仕様詳細

モデル MD 850 MD 1000 MD 1250 MD 1500 MD 2000
ローター径
(mm)
850 1000 1250 1500 2000
ローターの長さ
(mm)
2900 2900 3500 3500 4400
スクリーンの
面積(㎡)
9.2 10.1 15.6 17.6 29.5
駆動
(kW)
45/55 75/90 90/110 110/132 160/200
重量
(Kg)
3200 5300 7100 8400 15000
最大生産量 t/h t/h t/h t/h t/h
LDPEフィルム 0.5 0.7 1.5 2.5 4
HDPE / LDPE リグラインド 1.5 2 3 4 8
PETボトル
フレーク
2 2.5 3.5 4.5 10
飲料包装 0.6 0.8 1.7 2.7 5

■WiPA洗浄ラインページTOPへ戻る

台湾製押出機 FIMICレーザーフィルター FIMICレーザーフィルター
ICMA二軸押出機 二軸押出機 量産用 二軸押出機 ラボ用
小型粉砕機 樹脂ダンゴ用 粉砕機 価格 発泡スチロール減容機
脱水機 中古押出機 3500万円で全部揃う中古粉砕洗浄ペレタイズライン
タイトルとURLをコピーしました