海洋プラスチック 対策検討のため対馬を現地視察 その2

対馬の海洋プラスチックの漂着で何ができるのか、現地を視察してきました。

第一回レポートに続くその2です。

さて、対馬市役所を訪問しました。

対馬市役所

対馬市役所

環境政策課にお話しをお伺いしました。

ドアの外にはこれが。

やはり海洋プラスチックのかなりの割合を占める韓国との交流も手掛けているようです。

車で移動すること40分ほどで海洋プラスチックが集まってくる対馬クリーンセンターを訪問しました。

 

対馬クリーンセンター

そこでは、資源になりそうな海洋プラスチックを分別・前処理を行って粉砕加工していました。

以下は分別が終わった状態です。粉砕を待つスクラップになります。

韓国からの海洋プラスチック

これが粉砕機です。これでプラスチックの粒度を整えて再生加工しやすくします。

粉砕機

粉砕が終わったプラススチックです。(業界では粉砕品といいます)

プラスチック粉砕品

これらはフレコンで梱包、保管されて出荷を待ちます。

その他に、発泡スチロールの前処理がかなり大変そうでした。

長い間漂流した発泡スチロールはボロボロになっています。海岸に打ちあがってからは、穴に砂などが入り込んで汚れています。

砂などで汚れた発泡スチロール表面

こうしたっ表面を削り取って前処理をしています。

とても手がかかる作業になります。

表面を削った発泡スチロール

対馬には毎日止まることなく大量に流れつく海洋プラスチックが流れてきます。

島のどなたかが言っていましたが、正に「災害レベル」と言えます。

さて、、、

弊社に一体何ができるのでしょうか。少しでも海洋プラスチックの効率的な処理に貢献したいと願っています。

村井健児

株式会社ファー・イースト・ネットワーク 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業、三菱銀行(現三菱UFJ)にて法人融資、株式会社宣伝会議にて環境雑誌に関わる業務を経て、2002年からプラスチックリサイクル業界で経験を積む。
2006年株式会社ファー・イースト・ネットワーク創業。プラスチックスクラップ売買、再生樹脂ペレット売買、リサイクル用機械・プラントの輸入販売を行う。

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