押出機 ホットカットペレタイザーとストランドカット【メリットとデメリット】【動画あり】

押出機 ストランド 再生ペレットの造粒過程で、ストランドカットは、代表的なペレットのカット方式です。 このページではストランドカットについて以下の内容で解説します。 特に、6と7では、ストランドカットの欠点であるストランドが切れるという技術的な問題点の解決をご提案しています。 押出機 ストランドカット方式とは、押出機の端(ダイス)から、溶融した樹脂をスパゲティ状に押し出して、それをペレタイザーでカットします。

1.押出機 ストランドの工程(動画で見たい方はこちら)

1)樹脂を溶融する 2)ダイスの穴からスパゲティ状に押し出す 3)押し出された樹脂を水槽で冷却する 4)冷却したスパゲティ状の樹脂をペレタイザーでカットする
参考記事: サージングの原因と対策についての記事はこちら ベントアップの原因と対策についての記事はこちら

1)ストランドの工程 その1 樹脂を溶融する

樹脂は押出機の中で、シリンダーのなかでスクリューで加熱されながら溶けていきます。溶けた樹脂はシリンダーのなかで混錬されます。

2)ストランドの工程 その2 スパゲティ状に押し出す

下の写真のように、ダイスに穴が空いているのがわかると思います。 空いた穴から樹脂がスパゲッティ状に押し出されて出てきます。
押出機の選び方

3)ストランドの工程 その3 水槽で冷却する

押し出された樹脂は、その押出機のダイスのすぐ下に置かれている水槽の水の中に入っていきます。 この中でスパゲッティ状の樹脂(これをストランドといいます)は冷却されます。

4)ストランドの工程 その4 ペレタイザーでカットする

冷却されたスパゲッティ状の樹脂(これをストランドといいます)はゴムロールで巻き取られてペレタイザーの中に入っていきます。 このペレタイザーのなかで、回転刃がストランドをカットしてペレットができます。 完成したペレット 洗浄ライン プラスチックリサイクル

2.押出機 ストランドタイプのメリット

1)異物が入る可能性が低い

異物が入ると、ストランドは異物を起点にして切れます。あまりに異物が多いと、ストランドが切れてばかりで作業になりません。しょっちゅうストランドが切れると、修復に時間がかかり、吐出量(生産量)もあがりません。 なので、リサイクル業者は、異物の多いスクラップをストランドで生産することは稀です。 ということは、ストランドカット方式で生産されたペレットには異物が入っている可能性が低いという傾向があるとも言えます。

2)物性も安定している

異物だけでなく、樹脂の物性が安定していないとストランドも安定せず、生産効率が悪くなります。 したがって、リサイクル業者は、物性が安定していないスクラップはストランドで生産しようとしません。 ということは、ストランドカット方式で生産されたペレットは物性が安定していると推測することができるのです。 顧客のなかには、そのことを知っていて、自分たちの製品用途に使用するペレットはストランドカットのペレットにしたいというニーズもあります。

3.押出機 ストランドタイプのデメリット

1)人手がかかる

機械の立ち上げ時は、人手でストランドを水槽に入れて、そこからペレタイザーの入り口のゴムロールまで引っ張っていく作業が必要です。 これは、スクリーンフィルターを交換するときや、ストランドが切れてしまったときも同様です。 ストランドカット方式は、度々人手でストランドをペレタイザーまで引っ張っていく作業が必要になり、作業者の監視と作業が不可欠です。 ※このページの下部で、ストランドが切れてもにストランドを引き直さなくても良い画期的なペレタイザーをご紹介します

2)異物や物性の安定しないスクラップの加工に適さない

ストランドがよく切れる現象が多発すると、その度に作業者がストランドを引っ張る必要があるため、異物や物性にブレがある樹脂を加工すると作業が増えます。 したがって、異物や物性の不安定なスクラップの加工にはストランドカット方式は向きません。 ※異物が多くても、ストランドが切れてスクリーンフィルターを交換しても、ストランドが切れないスクリーンチェンジャー(オートストランドペレタイザー)をこのページの下部で紹介しています

4.ホットカットタイプとは

一方で、ストランドタイプと並んで普及しているペレットのカット方式にホットカット方式があります。 これは、ストランドのようにスパゲティ状に押し出すのではなく、ダイスから樹脂が出てきた瞬間に回転刃が樹脂をカットする仕様になっています。 参考記事: ホットカットの最新システムの詳細情報 ホットカットに向かない樹脂はこれ ホットカット3D動画
ホットカットの最新システムについての説明動画

5.ストランドタイプとホットカットタイプの比較

どちらの方式にもメリットとデメリットがあります。 自社の販売先や、作業者の習熟度などに応じて、どちらにするか決めてください。
メリット デメリット
ストランド ユーザーの信頼得られやすい 生産時に樹脂の状態の変化がわかりやすい 人手がかかる 技術の習得に若干時間がかかる 水槽のスペースが長く必要
ホットカット 人手がかからない 異物がある樹脂でもペレタイズできる 省スペース 異物が入ってもペレットができてしまう 回転刃の調整に経験が必要
委託加工 再生ペレット 小型粉砕機 樹脂ダンゴ用 発泡スチロール減容機

6.オートストランドペレタイザー 

ストランド方式の欠点として、ストランドが切れたときの復旧作業があります。特に異物が多いスクラップや、物性が不安定なスクラップを加工するときは、人手が常にかかり、大変な労力になります。 ここで紹介するオートストランドペレタイザーは、ストランドが切れても、復旧の必要がありません。高い位置からストランドを水と一緒に流して、そのままペレタイザーでカットする仕様の装置になっています。ストランドが切れても復旧せずにペレタイズができる技術です。 ペレタイザーの刃は、水で濡れても錆びないタングステンを採用しています。 イメージがわかないと思いますので、動画をご覧ください。
ヨーロッパ製のオートストランドペレタイザーは非常に高価ですが、弊社でご紹介するものは、半額以下でご紹介可能です。 この技術にご興味ある方は、弊社までお問い合わせください。

7.デュアルピストンスクリーンチェンジャー

この方式のスクリーンチェンジャーは、二つのスクリーンで構成されています。一方で交換作業をしても、樹脂は残りのフィルターを迂回して流れ続けるので、ストランドが切れません 構造を3D動画でご覧ください。
ご興味あれば、弊社までお問い合わせください。


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