廃プラ輸出の海上輸送全面停止 仏大手船社が22年6月1日から

仏大手船社が廃プラ輸出の海上輸送全面停止

今後大きなニュースになるのか、あるいは流れになるのかは見極める必要がありますが、廃プラスチックを船会社が運ばないという流れが出てきたようです。

22年6月1日から停止 廃プラ輸出に新たな打撃となるか?

しかも今度発表されたのは2022年の6月1日からフランスの大手の船会社CMACGMという船会社が、全面的に輸送を停止するということを発表したと(業界新聞で)報道されました。

これは今までにはなかった動きです。中国が輸出を全面的にシャットダウンし始めた頃、2017年頃は、船会社は廃プラスクラップを積んでいたものの、廃プラを積んだ船が頻繁に行き先を変更していました。アジアの国の廃プラ輸入の製作がよく変わり流動的だったからです。
BLのアメンド(変更修正)が非常に増えてしまったのです。

廃プラを出荷するシッパーは、規制の緩い国にあるいは緩い港に行こうとするのです。

そして船が洋上にいるその間に何か政策が変わるとで、こっちの港へ変更、こっちの国へ変更という形で行先を頻繁に変えました。

さすがに船会社がうんざりして、もう廃プラの荷物は積載拒否されていた時期はありました。最近は落ち着いていたのでしょうか、あまりこのうような動きは聞いていませんでした。

SDGsが企業行動に影響を与えている

そしてここにきてこのニュースです。2月16日の日本海事新聞という割と一般人は普段見ないようなニッチな新聞で記事掲載されていました。

船会社CMACGMが国際会議ワンオーシャンサミットというところで、廃プラを運ばないという発表したというように書いてあります。

海洋に流出したプラスチックが生態系に非常に大きな影響を与えているということで海の上で仕事をする船会社としてはそういうプラスチックの輸送にはもう関わらないということをはっきりと意志表明したと言えるわけです。

そして当然輸出入になると色々な HS コードというのがあるわけです。細かく色々コードが決まっていて一体どの HS コードを停止するのかがはっきりわかってくるとどのぐらい本気なのかということもわかってくるかと思います。

廃プラは今までは税関や政府の方針で動いてきた

だいたい今までこういう混乱が起きたのは、どこかの国の政府が停止したとか、どこかの税関が全部摘発したということで混乱が起きていました。

今回はこういうコンプライアンスというか、SDGsというか、生態系の保護というか、それらの測名から大手の船会社がもう全面停止するということを発表したわけですから、これは輸出業者にとってはこの動きが船会社に広がって行くと大きなダメージになると思われます。

昔は弊社もブラスチックの輸出をやっていました。真面目にやっていましたから中国でリサイクルされる原料を輸出していましたし、向こうで輸出した後に原料になっているのを見ていました。

海外に廃プラを送ると、結局ゴミを送る輩が出てくる

だからその時は私は別の国に送ったって地球上でリサイクルしていればそれで良い思っていたのですが、やはり長い間見ていると悪いことを企む人がいるのです。全然違うものを送ったり、ゴミ同然のものを送ったりしています。

廃プラ輸出が停止するとしばらくは止めるのですけど、ちょっと規制が緩くなったりするとすぐにまた再開するのです。

プラスチックの質にしてもちゃんと良いものを送っている人もいれば、もうほぼゴミみたいものを送っている人たちもいます。

廃プラは国内でペレットに加工できるようにするべきではないでしょうか

やはりそういうのをずっと見ていきますと、こういう船会社がそもそも廃プラを運ばないというふうに決めてしまえば、もうその国(排出国)の中でペレットに加工するしかなくなります。

ペレットにならないものはもう燃料にして熱としてエネルギーとして利用するということが正しいというような気がすごく強くしているので、こういう動きが船会社に広がっていくと良いのではないかと考えています。

日本国内の廃プラスチックは約7割から8割くらいは輸出されています。こういった現状から、廃プラスチックは全部ペレットにした上で他国に送る方がきっと健全だし、何よりも抜け道はなくなると思います。

フランス大手の船会社が廃プラスチックをもう運ばないということを表明ました。2022年の6月1日からだそうですが、今後こういう船会社が後を追随するか、他の船会社がどういう意思表示をしていくのか注目されますね。

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