美しい地球を子供たちに

スクラップ、再生樹脂ペレット、リサイクル機械についての課題を解決するプロフェッショナルです

2024環境展・地球温暖化防止展 5/22~24 東京ビッグサイトに出展します

イオンで平飼いの卵を購入してみた!

「エシカル消費」という言葉、実はつい最近知りました。

倫理的な消費者行動をとるということになりますが、そのなかには、製品の原材料に至るまで、関わる労働者の人権が守られているか監視する必要があるということになっています。

そして、更にその考えを進め、人間の労働者だけでなく「アニマルウェルフェア(動物福祉)」の考えも取り入れられるようになってきているようです。

このなかで、イオンが「アニマルウェルフェア(動物福祉)」の対応として、鶏卵のケージ飼いをしない「平飼い」の鶏から生んだ卵の販売を始めたというニュースに接しました。

イオンが全国展開しているとのことだったので、「これは買ってみなければ」ということで近所のイオンに行って買ってきました。

「さて、卵売り場はどこかな、、、」と探していると、ありました。

たくさんありますね!

「平飼いの卵はどこかな、、、」卵の種類が多くて探すの大変です。

少し時間がかかりましたが、ありました!

 

「平飼い卵」:床を自由に動き回れ、多段式の床を上下にも動き回れるエイビアリー方式で飼育された鶏が産んだ卵です、とあります。

なるほど、鶏も鶏舎では元気に過ごしているということなのかな。

となると、次に気になるのはお値段、、、

やはりお値段は高いですね。

税抜きで368円です。

他の一般的なグレードの卵と比べると2倍くらいしますね。

 

で、気づきました。

買いに行った日は1月8日です。

周りにある普通グレードのパック日などを比べましたが、この平飼い卵は「あんまり売れていない」のではないかと思われました。(タイミングが悪かったのかもしれませんが)

正月を挟んではいましたが、周りの卵のパック日は6日や7日が多いのですが、平飼い卵は12月31日とまあまあ前です。

そして、売っているスペースも狭く、とても主力商品として人気爆発!という状態でないことは見ればわかります。

 

「エシカル消費」の難しいところですね。

企業側(今回はイオンのこと)が出来ることを提案してくれているのですが、明らかに消費者がついてきていない。

かく言う著者でも、こんなブログネタがなければおそらく買わなかったと思われます。

口では「地球を救おう」「賢い消費者になろう」などと言っておきながら、スーパーの卵を前にすると安い値札の卵を探してしまいます。

とにかく、平飼い卵を買って帰宅。

実は別のミッションがあったのです。

お鍋の後のおじやの調理!

そこで卵がない!ということになったので買いに行ったのです。

で、早速平飼い卵を割ってみます。

コンコン!

コンコン!

 

え!!!

 

か、硬い!!

 

そうです。普通の卵より明らかに殻が厚くて硬いです。

写真ではわかりにくいでしょうか、、、

で、黄身もプリプリした感じで色も濃くて健康そうです。

めでたくおじやを作りいただきました!

で、気になるお味は、、、

 

すみません、、、

おじやでは卵の味わかりません!

レポートになってませんね、、、💦

感想としては、イオンが平飼い卵を全国展開したということは、他のスーパーの先駆け?ではないでしょうか。

「卵は物価の優等生」などという言葉が経済側面からは聞こえてきますが、実は動物(この場合は鶏)の動物福祉を犠牲にしていたものだったということですね。

日本では、身動きがほとんどできないなかで飼育する「ケージ飼い」が9割超を占めるとされてますが、欧米では動物愛護の観点から一部の国では禁止されている飼育方法なのです。

どうりで、、、

ヨーロッパに行ったときにスーパーで「卵高いなあ」と思ったのを思い出しました。※著者は海外に出張に行きますと、スーパーマーケットのパトロールは必ず実施するようにしています。

日本で「ケージ飼い禁止」となると卵は大幅に値上がりすることがわかりますね。日本の消費者は受け入れることはできないのではないでしょうか。

本当の意味で動物福祉の観点から「ケージ飼いはけしからん」という認識が世の中に広まらない限り日本の卵は鶏の犠牲の上に「物価の優等生」であり続けるということになるのではないでしょうか。

【ついでに その1】

卵の話題になったついでに、、、

長野県の佐久市で大人気の卵をご紹介します。

茶玉屋さんの卵です。

ケージ飼いではあるようですが、鶏の健康状態にこだわり、エサの配合技術などで栄養価の高い卵を生産しています。

お値段はイオンの平飼い卵とほぼ同じお値段ですが、かなり売れています。

茶玉屋さんの駐車場はひっきりなしに車が出入りしていますし、近隣の販売所や道の駅などでも扱われています。

この卵を使ったシュークリームやケーキなどはとても美味しいですよ!

佐久市に行く機会があれば是非お寄りになってはいかがでしょうか。

 

【ついでに その2】

イオンに行ったついでに自宅で出たダンボールを、イオンにある集積所に出しに行きました。

前にあった場所に行ってみると、、、

 

え、無くなっている!!

 

以前の集積場所に回収ボックスがありません。

と、思ったら移動していました。

前よりもスペースが3倍くらい大きくなり、パワーアップしています。

ダンボールだけでなく、雑紙も対象になっていますね。

で、段ボール1kgでWAONのポイントがもらえるようです。

ちゃんと秤と連動していますね。

リサイクルのサービスをすることで消費者がスーパーに来る来店動機になるのであれば、やる意味ありますね。

事実、今回イオンに寄ったのは、

卵を買う < ダンボールを処分する

でした。

リサイクルマーケティングは成功してますね!

ダンボールを出したついでに卵を買って書いたブログ記事でございました。

村井健児

株式会社ファー・イースト・ネットワーク 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業、三菱銀行(現三菱UFJ)にて法人融資、株式会社宣伝会議にて環境雑誌に関わる業務を経て、2002年からプラスチックリサイクル業界で経験を積む。
2006年株式会社ファー・イースト・ネットワーク創業。プラスチックフクラップ売買、再生樹脂ペレット売買、リサイクル用機械・プラントの輸入販売を行う。

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