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2024環境展・地球温暖化防止展 5/22~24 東京ビッグサイトに出展します

プラスチックごみ問題解決のために今すぐできる10の行動

皆さんの中には「プラスチックごみ問題解決のために何か行動したい!」「自分でもすぐに何か取り組めることはないのか?」と考えている方もいるのではないでしょうか。
一人ひとりの行動は、プラスチックごみ問題を解決するための第一歩として大切なことです。
当記事では今日からできる取り組みのヒントについてまとめています。今日から実践してみてはいかがでしょうか。

ポイ捨てさえしなければ、プラスチックごみ問題は解決できるのか?

「ポイ捨てを止めれば、プラスチックゴミ問題は解決できるのでは?」と考えている方も多いのではないでしょうか。

プラスチックごみ問題で最もクローズアップされているのが海洋汚染です。プラスチックごみが海に流れ着いて、海洋生物に害を与えているといった深刻な影響が出ています。

しかし、ポイ捨てを止めるだけでは海洋プラスチックごみ問題を解決することはできません。
ポイ捨て以外にも、下記のような理由でプラスチックごみは海へ流出しているのです。

① ごみの回収の過程での過失・事故・乱雑な扱い等による漏出

カラスがつついて散乱したごみや、ごみ収集所に乱雑に置かれたごみは、いずれ、風や雨などで運ばれて海に流出していきます。
回収される前にカラスなどに荒らされたゴミ
引用:箕面市

回収箱に入れずに外に放置されているゴミ
引用:コカ・コーラジャパン

② 不法投棄

不法に投棄されたごみは風や雨などで流され、海へ流出していきます。
下記の写真ではごみ箱の上にプラスチック容器が置かれている様子が写っていますが、このような光景はよく目にすると思います。

空き缶入れに入り切らなかった飲料のごみ
引用:コカ・コーラジャパン

③ 自然災害

ごみ収集所に正しくごみが出されていても、台風などの自然災害で海へ流出していくこともあります。

台風19号直後の酒匂川の土手(蓮生寺付近)
引用:小田原市

このようにポイ捨て以外にも様々な原因でプラスチックごみは流出していきます。
流出を抑えるだけでなく、プラスチックの使用量そのものを減らすことが重要なのです。

今日からできる10の行動

プラスチックごみ問題に対して、私たちがすぐに実践できることを10個紹介します。
ぜひ、皆さんも今日から行動に移してみてください。

1.レジ袋を使わないでマイバックやエコバックを使う

スーパーやコンビニではレジ袋をもらうのをやめて、マイバックやエコバックを活用しましょう。

2.洗剤やシャンプーなどは詰替え用の製品を使う

洗剤やシャンプーなどは詰替え用の製品も販売されています。
これらの詰替え製品を活用し、ボトルを再利用しましょう。

3.プラスチック製のカップではなくマイボトルを使えるカフェを利用する

カフェを利用するときにはマイボトルやマイタンブラーなどを使える店舗を利用しましょう。
お店が提供してくれるプラスチック容器を使わなければ、プラスチック削減につながります。
また、お店によっては割引を受けることもできるのでお得です。

4.プラスチック製のおもちゃなどはフリマやリサイクルに出す

使用しなくなったプラスチック製のおもちゃは捨てるのではなく、リサイクルに出したりフリーマーケットで販売したりして、再利用しましょう。

また、マクドナルドではハッピーセットのおもちゃのリサイクルを受け付けています。
もし、使わないハッピーセットのおもちゃがあれば、マクドナルドのリサイクルBOXに入れるといいでしょう。

いつでもマックでおもちゃリサイクル

引用:マクドナルドHP

5.プラスチックごみを捨てるときには分別する

プラスチックごみも分別せずに捨ててしまえば焼却処分され、CO2を排出してしまいます。
プラスチックを資源として有効活用するためにも分別して回収してもらいましょう。

市町村によって分別のルールも異なるので、もう一度自分の地域の分別ルールを確認してみてください。

6.環境にやさしいプラスチックを使っている企業の製品を優先して購入する

様々な企業がプラスチックごみ問題解決のための取り組みをしています。
このような企業の製品を優先して購入することも、プラスチックごみ問題解決のためにできることの1つです。
一人ひとりの力は小さくても、消費者が選択的にそのような製品を選ぶようになれば、大きな世の中の流れを動かすことにつながります。

例えば、花王株式会社や株式会社ファミリーマート、株式会社セブン&アイ・ホールディングスなど有名な企業が取り組みをしていますので、優先的にこれらの企業の商品を選んでみてはいかがでしょうか。

他にも、「100%リサイクルペットボトルから作られるサングラス」なんていう珍しい商品を販売している企業もあります。

ACTION POLAR Lowdown 2 CORE Matte Black

引用:ACTION POLAR Lowdown 2 CORE Matte Black

また下記の記事でも「SEAL 廃タイヤから手縫いで作るビジネスバッグ」という、代表の村井が愛用しているアイテムについても紹介しています。是非合わせてご覧ください。

古タイヤを使ったスリムブリーフケース エクスパンダブル

ファッションにも環境問題に取り組む企業のアイテムを取り入れてみるのも良いでしょう。

7.清掃活動に参加する

海の清掃活動や海洋ごみの問題に関するイベントに参加することでも、プラスチックごみ問題の解決に貢献することができます。

清掃活動などの取り組みは全国で行われているので、自分の住んでいる地域ではどのようなイベントがあるのか調べて、参加してみましょう。

下記サイトは全国のゴミ拾い・環境イベントがまとめられているので、参考にしてみてください。

BLUE SHIP

8.「プラスチック・スマート」キャンペーンを利用する

環境省は、プラスチック・スマートキャンペーンで個人の環境活動への取り組み事例の発信を呼びかけています。

個人の取り組みやアイディアがあれば、“#プラスチックスマート”とつけてSNSへ投稿しましょう。
同じ取り組みをする人とつながることで、モチベーションアップにつながりますし、新たな取り組みをスタートさせるきっかけにもなるかもしれません。

プラスチック・スマートについて、さらに詳しくはこちらの記事をご覧ください。

参考:美しい海を守る世界的な取組み「プラスチック・スマート」とは?

9.環境活動に取り組んでいる団体に寄付をする

自らごみ拾いなどのイベントに参加できなくても、環境活動に取り組んでいる団体に寄付をして応援することもできます。

日本環境協会(JEA:Japan Environment Association) (※1)や、FoE Japan(※2)など多くの団体が寄付を受け付けています。

(※1)日本環境協会(JEA:Japan Environment Association) :持続可能な社会の実現に寄与するため、環境配慮製品の普及や、環境保全に関する情報提供、環境教育など様々な環境保全事業を実施しています。
(※2) FoE Japan(エフ・オー・イー・ジャパン):気候変動や森林破壊、大規模開発による環境・人権問題、脱原発・脱石炭など、幅広く政策提言活動を行っています。

他にも、売上げの1%を地球に還元する「1% for the Planet」というプロジェクトなどもあり、日本の株式会社ユナイテッドアローズが展開するブランド「UNITED ARROWS green label relaxing」が加盟しています。
このような企業の製品を購入し、寄付につなげるのも良いでしょう。

10.クラウドファンディングを利用する

「アイディアはあるけれど、自分一人の力じゃ実現できない・・・」という方はクラウドファンディングを利用するという手もあります。

例えば、株式会社フラッグが運営するセレクトショップブランド「Ethical&SEA」は2021年10月20日に、横須賀市立浦賀ボートパークに海洋プラスチックゴミ回収装置Seabinを設置しました。

この回収装置の予算はクラウドファンディングで集めたものです。
今の時代、みんなの共感を呼べば、このようにアイディアを実現させることも可能です。

参考:プレスリリース 【Ethical&SEA初挑戦!】クラウドファンディングにて、横須賀に海洋プラスチックゴミ回収装置Seabinを設置
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000052.000060883.html

まとめ

以上、プラスチックごみ問題を解決するために今すぐできることについて紹介してきました。
この記事を読んで実践したいことが見つかった方は、ぜひ、今日から行動を起こしてみてください。一人ひとりの小さな行動が、世の中全体を動かすきっかけになるかもしれないのです。

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