再生樹脂の品質を見る際に、「発泡」していないかどうかはポイントのひとつになります。そのために、ベント口を設けてガス抜きをできるようにしています。(POLYSTARの標準装備はベントが二つある2ベントシステム)
スクラップが水も含まず、印刷インクもなく、異物もないような場合ですと、ガスの発生はそれほど多くはありません。しかし、2ベントシステムであっても、ガス抜きが完全でない場合は、「真空ポンプ」を使用します。ベント口に蓋をして真空状態を作り、そこからポンプでガスを除去します。ベント口プラス真空ポンプで発泡のない、引き締まったペレットを製造することが可能になります。
ポイント☛ 水分を含んだスクラップや印刷インクがあるスクラップには真空ポンプを使用する
押出機(ルーダー)のパーツの解説シリーズ
→ニップローラー
→ベルトコンベア
→スクリューコンベア
→カッターコンパクター
→ベント
→スクリーンフィルター
→POLYSTARの標準ペレタイザー
→真空ポンプ
→金属探知機
→定量供給機