プラスチックリサイクルの押出機を探しているけど、どのくらいの価格なのかなあ、、、、
押出機によって違いはあるのかなあ、、、
ペレタイザーの価格帯
押出機の価格ですが、ざっくりとメーカーがどの国のメーカーなのかによって、大雑把な特徴が上げられます。
押出機の価格 国やメーカーによる違い
メーカーによる違い
各メーカーはそれぞれ技術的に異なる特色をもっています。
使用している鋼材の品質、モーターの質、ギアボックスの質、スクリューの品質、スクリューデザインの特色、ペレタイザーの技術の差、など様々な違いがあります。
メーカー毎の得意とする技術や品質を把握したうえで価格を評価したいころです。
国による違い
また、メーカー毎に特色はあるのですが、製造される国によっても品質や価格の傾向がありますので、そのことについて解説します。
押出機と一言でいいましても、機種や大きさ、構造、付属設備などにより大きく価格が変わります。
ここでは、1軸の押出機(1段式)で100mmスクリュー径のものを目安にお示しします。
※実勢価格はメーカーや機種、オプションにより異なります(あくまで目安です)
1.日本製やヨーロッパ製:40-60百万円 価格は高いが、品質・性能は極めて良い 2.中国製:10-15百万円 品質や性能にかなりバラつきありだが、価格は非常に安い 3.台湾製:20-30百万円 品質はヨーロッパ製の8割で、価格は半値以下(中国製の2倍) |
日本製やヨーロッパ製はかなり高額にですが、安定した稼働や精密な加工を行うときには信頼性があるといえるでしょう。
中国製の圧倒的に安い価格は魅力ですが、想定しない故障やトラブルは覚悟しておく必要があるでしょう。自社で対応するスキルがない会社にはお勧めできません。(メーカーは対応しないと考えるべきです)
台湾製はヨーロッパ製と中国製の中間のポジションになります。通常運転でトラブルとなることはほとんどなく、品質も精密な加工でなければ問題ないでしょう。価格もヨーロッパ製の半額以下なのでコストパフォーマンスに優れています。
押出機の価格 構造と種類による違い
押出機の価格の違い 生産量(スクリューの径)
押出機は生産量により大きさが変わります。その大きさは基本的にスクリューの径の太さによる違いと言ってもよいと思います。
大型の押出機の価格
当然ですが、スクリュー径が太い(生産量が多い)ほど価格は高くなります。
大型180mm口径のスクリューがある押出機はこちら
小型の押出機の価格
逆に、スクリュー径が細くなるほどに、押出機は小型になり価格は安くなります。
ラボ用小型の二軸押出機はこちら
押出機の価格の違い 単軸押出機と二軸押出機
スクリューが一本の一軸押出機と、二本の二軸押出機では価格が変わります。
同じ生産量だとすれば、二軸押出機は一軸の1.5-2倍くらい高くなります。(オプションなどにより変わります)
これはどの国のメーカーでも同じことです。
押出機の価格の違い 一段式と二段式
押出機は、通常は1段で押出機は1台です。
しかし、リサイクルの用途では押出機を2台連結して使う二段式にする場合があります。
スクラップにガス発生につながるインクや水蒸気発生の水分が含まれているときは、これを脱気する必要があります。
一段目の押出機から二段目に移る際に、ガスや水蒸気が抜けて品質が良くなります。
当然ですが、二段式押出機のほうが一段式よりも高価になります。
押出機の価格の違い フィルム(軟質)用と硬質用
最近ではフィルム用の押出機はカッターコンパクターと呼ばれる前処理を行う部分が押出機に接続されていることが多くなっています。
当然ながら、前処理部分(カッターコンパクター)がついている分、価格は高くなります。
しかしながら、カッタコンパクターが行う「破砕」や「供給」の機能が一台にまとまっているため、省力化や省スペース化ができて、トータルで効率を考えると一概に高いとは言えない側面もあります。
カッターコンパクター付押出機はこちら
ノーマルの押出機はこちら
押出機の価格の違い オプションによる違い
押出機には様々なオプションがあります。
自社でどのような製品を製造するのか、どのような加工をするかでオプションは変わります。
もちろん、オプションを加えるごとに価格は高くなります。
<オプションの例>※オプションについて詳しいページはこちら
ホッパー、定量供給機、ニップローラー、金属探知機、真空ポンプ、振動ふるい、自動計量器ほか