水冷式ホットカット 最新搭載技術を徹底解説!
1.水冷式ホットカット
POLYSTARのペレタイザーの標準装備(ストランドはオプションで選択可能です)は水冷式ホットカットシステムです。芯出しを容易にしたシステムです。
ホットカットとは、投入(供給)された材料はシリンダーの中で可塑化されながら、混錬されます。スクリューの圧力でダイスから押し出されますが、ダイスの先端の装置(ペレタイザー)で溶融された樹脂をカッティングし、水で冷却する方式です。 |
<メリット>
✅ ストランド方式に比べて、作業員の手間が少なくて済む
✅ 多少不安定な材質でもペレット化が可能
✅ ホットカットシステムはリサイクル用に向いている
✅ ペレタイズの省力化、省人化が図れる
参考記事:
ホットカットとストランドの比較
ホットカットに向かない樹脂の種類はこれだ
動画で5分で全体像を解説します。
ホットカットシステムで起こりうるトラブルを最小限にするために、二つの最新技術を搭載しています。2.と3.でご紹介します。
2.ホットカットの回転数自動制御システム
ペレットの形状を安定させ、高品質なペレットをユーザーに提供するために、カッターの回転数をインバータ制御しています。
ダイスの手前に設置された樹脂圧計の圧力を検知して回転数を制御します。
樹脂圧が高くなる ⇒ カッター回転刃の回転数は早くなる
樹脂圧の圧力が低くなる ⇒ 回転数は遅くなる
これにより、ペレット形状を均質に保ち、ロスの低減、品質の向上が図れます。
3.エアシリンダーシステム
回転刃とダイスが一定の圧力で接するように、エアシリンダーを採用。ウォータージャケットの左右に一つづつ、ダブルのエアシリンダーで回転刃を均一の圧力でダイスに押し付けます。この刃の押し付け方の調整は、作業者の熟練が必要な作業でしたが、このエアシリンダーシステムにより、誰でもホットカットシステムで生産ができるようになりました。
この二つの最新式システムの導入により、ペレタイズのホットカット方式で多かったトラブルが大きく減少します。
これにより、ペレタイザートラブルに作業員の手間もかからず、省力化が図れます。
4.POLYSTARホットカットシステム搭載の押出機
この最新のペレタイズシステムを搭載したPOLYSTARの押し出し機4機種をご紹介します。
ペレタイザー Repro-Flex(フィルム用)
フィルムのリサイクルに最適なペレタイザーです。
ペレタイザー Repro-One 粉砕機一体型
ダンゴや不織布、成形品などを前処理なしで粉砕しながらペレット加工できます
ペレタイザー Repro-Direct 万能型
どのような樹脂、どのような形状にも適する万能タイプルーダー
ペレタイザー Repro-Air 超小型空冷式
インフレ工場において、生産ラインの横で再生加工するのに最適なルーダー
↓上記の機種の動画
POLYSTAR 工場見学 動画
POLYSTARの工場を見学ご希望の方はこちらから動画でご覧いただけます