メコン川に大異変~自然お恵みを守るか経済優先か~

あまり聞きたくないニュースですが、これが今地球で起こっていることなのでしょう。

メコン川の水位が歴史的な低水位になっているようです。
6各国を流れるメコン川の流域6000万人の人々の生活が激変する可能性もあるようです。特に沿岸の漁師は魚がとれず、廃業が相次いでいるようです。

加えて、これらの魚からタンパクを摂取していた流域(特にカンボジア)で食糧不足も懸念されているということです。

主な原因は、異常気象による干ばつに加えて、上流の中国がダム(11基)で水量をコントロールしていることにあると言われています。

また、経済優先の河川利用は今や中国のみならず、ラオスなどもメコン川の支流で60以上のダムを運用しているようです。

どの国もダムで電力を得ようとしているわけです。ダムから電力を搾り取るのか、自然の恩恵を受けるのか、優先順位を決めなければならない時期がきてしまったようです。

経済を優先するのか、自然の営みを守るのか、世界各地でその選択を迫るような危機的状況が現れています。

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村井健児

株式会社ファー・イースト・ネットワーク 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業、三菱銀行(現三菱UFJ)にて法人融資、株式会社宣伝会議にて環境雑誌に関わる業務を経て、2002年からプラスチックリサイクル業界で経験を積む。
2006年株式会社ファー・イースト・ネットワーク創業。プラスチックフクラップ売買、再生樹脂ペレット売買、リサイクル用機械・プラントの輸入販売を行う。

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